【毎週更新】今週の入荷情報＆オススメ酒～2021年１月第四週～

こんにちは☆
四代目、土井優慶です

あっという間に１月も最終週

ここ最近の酒業界の動きを、酒蔵さんや酒屋さんとよく話をしますが…

ウン、良くない！！

首都圏の緊急事態宣言に引っ張られて、北海道の地方都市の繁華街にも大きな影響が出ているようです

さらに、

今までは夜の飲食店だけがダメージを受けていたのですが、昼のランチ営業にまで影響が出始めている様子

さらに！！

ここ旭川でも冬のボーナスが大幅にカットされた企業もあって、奥様達がパートに出ることを考え始めているとか…

それでなくとも北海道の冬は暖房費がかさむのに、世帯の収入まで下がるとなると

出費を抑えるために『余計なものを買わない』
厳しい中でお金を使うから『失敗したくない』

そんな動きが活発になってきたようです

一時『家飲み』『宅飲み』もトレンドになっていましたが、一年近くこの状態が続くと、やっぱり毎夜毎夜イイ酒ばかりを飲むわけにもいかず

私たちの商売にも直結する話ではありますが、一方で私も一人の消費者ですから

「うん、そうだよね、わかるわかる」

私たち酒屋はお客様に何ができるのでしょうか？

安くても美味しいお酒を提供すること？
知らないお酒をもっと多くの人に知ってもらうこと？

どれも正解のようで、ちょっと違う気がしています

どちらかといえば…

『こんな世の中だから、せめて美味しいお酒でも飲んで心安らかに過ごしてほしい』

毎晩毎晩、PCR検査陽性者の数で一喜一憂して、

緊急事態宣言、クラスター、ワクチンなどなど、新型コロナウイルス関連のニュースでお腹いっぱい

心が休まる暇なんてどこにもありません

一生懸命働いて、疲れた体にキンキンの缶ビールがメチャメチャ美味しく感じる

週末には仲間とともに夜の街で一杯

そんな光景はもう一年以上前のこと

今は…仕事が終われば、夜の街に寄り道することもなく、まっすぐ自宅へ

いつもの晩御飯を食べて、家族とともに過ごす時間が増える

当たり前が当たり前じゃなくなり、その逆もしかり

新型コロナで変わってしまった日常

でも僕たち酒屋は皆さんの生活にそっと寄り添うような酒屋でいたい

家庭料理にちょっぴり華を添えたり、家族で囲むテーブルの上にお酒があれば、笑顔の会話が増えたり…

皆さんの『普段の日常』に『お酒のある光景』が『当たり前』になること

そんなちょっとした幸せを皆さんに伝えられるような酒屋でありたい

…大それた夢ですけど、本気で叶えたい夢であります！！

さて、本題に入りましょうか☆

30日(土)閉店で受注〆切！！『醸し人九平次うすにごり』予約締切間近！！

年末から何人ものお客様にお声掛けいただいている

【完全受注生産】
【予約者のみ購入可能】
【追加販売なし】
【年一回リリース】

…という限定酒

醸し人九平次うすにごり生酒

予約開始から三週間、たくさんのご予約ありがとうございます

いよいよ受注締切間近！！

〆切は1月30日(土)閉店時まで！！

皆様からのご予約お待ちしております！！

今回は特設サイトを設けておりますので、そちらから予約方法・受け取り方法の確認をお願いいたします

醸し人九平次うすにごり生酒事前予約特設サイト

今週の入荷情報（1/23～1/29）

今週のオススメ酒

コレに慣れたら後戻りはできません

■　久保田千寿吟醸生原酒
□　くぼたせんじゅぎんじょうなまげんしゅ
□　新潟県朝日酒造
□　平成の初期、多くの日本酒ファンを魅了し続けた新潟県を代表する日本酒『久保田』。我々の父親世代は『久保田』の代表作である「千寿」「万寿」をこぞって飲んだ人たちも多い…今でいう『獺祭』みたいなもので、その勢いたるや…。弊社社長曰く「あんな化け物銘柄は二度と出てこない」というほど、皆様からの引き合いが多かったそうな。コチラは蔵の代表作『久保田千寿』の年一回の限定品！仕込みの真っ最中である冬だからできる「しぼりたて生原酒」。パワフルで飲みごたえのある味わいは、アルコール度数調整用の水を加えない”原酒”ならでは！この飲み口に惚れちゃったら…他のお酒じゃ物足りないかも(笑)。寒さ厳しい北海道の冬だから、今年は一人鍋に合わせて一杯やってみましょう。毎年到着を心待ちにするファンが多いので、気になる方はお早めにゲットしてくださいね
□　1800ml 3,432円 / 720ml 1,540円（税込）

■　花泉上げ桶直詰め純米無濾過生原酒
□　はないずみあげおけじかづめじゅんまいむろかなまげんしゅ
□　福島県花泉酒造
□　聞き慣れない「上げ桶(あげおけ)」とは、お酒を搾る際に一時的にお酒を貯留させる小型のタンクのこと。ここに一旦プールされたお酒が、皆さんもイメージする大きなタンクに運ばれて出荷の時を待つ。でも、コレはその「上げ桶」からダイレクトに瓶詰めするという、ユニークな瓶詰方法を採用。え、味がどう違うのかって？ダイレクト瓶詰なので、フレッシュさ120%、アルコール調整しないのでパワフルさ120％、シュワシュワ感120％。意外と瓶詰めするのが大変なので、希少感も120%！！年々、コレにハマっちゃうお客様が多くて、毎年”お代わり注文”しちゃうほどの隠れた人気酒。濃厚でパンチのある味わいが好きな方はぜひ！！僕はこれを飲むたびに「揚げ物が食べたい病」にかかるのです…唐揚げ、フライドチキン、とんかつ…ビールもいいけど、これっくらい飲みごたえがあるならイイネ。
□　1800ml 3,200円 / 720ml 1,599円（税込）

■　天青朝しぼり吟望純米無濾過生原酒
□　てんせいあさしぼりぎんぼうじゅんまいむろかなまげんしゅ
□　神奈川県熊澤酒造
□　元々、陽が昇る前の早朝の酒蔵に、各地の酒屋が集結。このお酒の瓶詰を手伝い、それを自分の車に乗せて、自分のお店ですぐに販売する「朝しぼり」。いささか神奈川は遠いので、当店は宅急便で送ってもらうのだが。フレッシュピチピチを体現したかのような新鮮味あふれる味わい、青々しく清涼感あふれる質感は…ネギ、ポン酢、大葉など薬味を使った料理にピッタリ。というか薬味にピッタリすぎて、生姜醤油をペロリとなめながらでも美味しく飲めちゃう(笑)。お酒単体で飲む酒に非ず。冷ややっこ、鶏のタタキ、しゃぶしゃぶ…私のように「薬味ドバっと派」には最高の一本です！
□　720ml 1,705円（税込）

「寿司くいねぇ♪」が脳内リフレイン

■　天吹大漁あいらぶすし新酒生酒辛口純米
□　あまぶきたいりょうあいらぶすししんしゅなまざけからくちじゅんまい
□　佐賀県天吹酒造
□　うちの娘が見たら、絶対に「可愛い～」と連呼しそうなお寿司のキャラが勢ぞろい☆その名も『あいらぶすし』！！かれこれ10年近くになると思うが、フルーティ系全盛期だったころ「鮨に合う酒が欲しい」というお寿司屋さんのリクエストから生まれた企画酒。鮨ネタの脂にも、酢飯の酸味にも、計算されつくした味わいが…寿司屋さんだけでなく、個人のお客様からも好評！！スーパーのお寿司までもが、ちょっぴりランクアップしちゃう(笑)。鮨＝和食だから、日本酒なんてどれでも合うでしょ！！という貴方にこそ、試してもらいたいのです。
□　1800ml 2,970円 / 720ml 1,485円（税込）

■　久礼辛口純米+10
□　くれからくちじゅんまいぷらす１０
□　高知県西岡酒造店
□　「これが土佐男児の酒ぜよ」とでも言いたげなほど、武骨で素朴感のある辛口酒。高知県最古の酒蔵である西岡酒造店さん、当店では年末大好評であった全国５件の限定酒『どくれ』を造る酒蔵。蔵の定番酒だが、居酒屋さんから熱烈リクエストが多い酒。なぜなら…刺身に合うのだ！！！それもそのはず、蔵元いわく「うちのは高知で一番カツオのタタキに合う酒」と豪語するのだ。これ、眉唾かとおもって試してみたけれど”本気(マジ)”でした！！血合いのあるまったりとしたカツオの食感、薬味のパッチリした清涼感、ほんのり混ぜたニンニクの風味、どの要素にもバチッとハマっている！！カツオのタタキはもちろんだけど、アジ、ブリ、マグロ、サンマ、カツオ…脂っ気のしっかり乗った刺身にはピッタリなので『刺身に合う酒をくれ、久礼をくれ』をちゃんと記憶に留めておいてくださいね！
□　1800ml 2,420円 / 720ml 1,265円（税込）

■　磯自慢本醸造
□　いそじまんほんじょうぞう
□　静岡県磯自慢酒造
□　たぶん当店のお客様に「自宅で飲む最高のコスパ酒」をラインナップから選んでほしい…とお願いしたならば、間違いなくコレがトップに輝くことでしょう！！ある程度、日本酒を飲みなれていくとココに行きつくお客様の多いこと！！有名酒蔵たちが目標とする静岡酒造界のトップオブトップ『磯自慢』の地元向け定番酒。酒米でない一般米を使うので、『磯自慢』なのに安い(笑)。価格もうれしいのだが、味わいがピカイチ！！純米酒信者のビギナーさんは「本醸造」という肩書を見ただけで敬遠する方が多いのだが、「コレ、ラベル間違ってない？」と飲めばわかるその旨さ。肩書なんて『磯自慢』には無意味だってことに気が付くのです。地元向けだから一升瓶しかラインナップもありません。もう一年以上やっていないが、忘年会や新年会で”刺身盛り”がでるなら、絶対外さない鉄板酒としてリストアップされる酒でもあります。
□　1800ml 2,408円（税込）

1月は紹介するのが追いつかない

■　田酒うすにごり純米吟醸生酒
□　でんしゅうすにごりじゅんまいぎんじょうなまざけ
□　青森県西田酒造店
□　1月はお正月が絡んだ暦なので営業スタートがちょっぴり遅く、酒蔵の出荷がいくつもかさなって『限定品』が怒涛のように押し寄せる(笑)。のんびりしていたら「専務、冷蔵庫がヤバいんで早く皆さんにお知らせしてください」と言われて大慌てでお知らせ！！こちらは皆様から引き合い多い、青森県の『田酒』の初入荷の限定品。うっすらとオリを残して瓶詰めした”うすにごり”スタイルで！見た目も冬っぽくて素敵！フレッシュで端正な質感はそのままに、柔らかしっとり系にグレードアップ。先に試飲を済ませたスタッフからは「さすがって感じでした～」と絶賛。年一回の限定品なので、完売時はご容赦を。本数制限あり、店頭販売のみ、お取り置き不可。
□　720ml 1,705円（税込）

■　田酒四割五分吟烏帽子純米大吟醸
□　でんしゅよんわりごぶぎんえぼしじゅんまいだいぎんじょう
□　青森県西田酒造店
□　皆様から大変人気の『田酒』にも、実は弱点といいますか、ラインアップの穴があったのです…それはギフト向きの「純米大吟醸」が年末に集中しすぎていること！！だから12月以外で『田酒』を贈答品にしたくても、実「純米大吟醸」は売っていないのです。そんな一面もありながら、やっとこんなのが発売になりました！！「吟烏帽子(ぎんえぼし)」とは青森県で新たに開発された酒米。西田社長は青森県全体の酒文化向上のために、コラボなどにも積極的に取り組む人物。新たな酒米で早速仕込んだ一本。残念ながら、私たちの口に入らないので、味わいのコメントは無し(涙)。今週、やっと皆様に正式案内できたので、もし余裕があったら飲みたいなぁ。本数制限あり、店頭販売のみ、お取り置き不可。春のギフトにご入用の方は今のうちから入手してくださいね☆
□　1800ml 5,610円（税込）

○○○とBeer

■　HOP KOTAN FREEDOMS 『Akira in the KF』
□　ほっぷこたんふりーだむすあきらいんざけーえふ
□　Session IPA （セッションIPA～インディアペールエール)
□　北海道上富良野町忽布古丹醸造
□　忽布古丹醸造の造るクラフトビールファンが待ちに待ったビール。それは一体何か…「地元産ホップで造られたIPA」である！！IPAはクラフトビールブームの一端を担う人気製法、青々しくパッチリと苦みを利かせたビアスタイル。上富良野産ホップ100％使用！ホップ農家Inaba Akira氏から命名し、上富良野(KamiFurano)で生まれたビール。それが「Akira in the KF」軽やかながらも、IPAらしい清涼感のある苦み。一本の瓶を飲み終わる頃「あ～もう一本買っとけばよかった」と後悔しちゃう。それほどまでに飲みやすい。北海道の大地から生まれたクラフトビールを地元で楽しむ『地クラフトビール』は、われら道産子にしか味わいえない醍醐味。ちなみに「Akira in the KF」はとある洋楽曲のオマージュだそうで…
□　330ml 616円（税込）

■　HOP KOTAN FREEDOMS 『新しい日常IPA』
□　ほっぷこたんふりーだむすあたらしいにちじょうあめりかんあいぴーえー
□　American IPA
□　北海道上富良野町忽布古丹醸造
□　「ニューノーマル」「新しい生活様式」なんてフレーズを耳にタコができるくらい聞いた2020年。新年を迎えてもなお、落ち着かない世の中。そこにヒントを経て「日常的に飲み飽きないビール」にトライした一本。IPAという製法では、清々しい柑橘系の香りや、鮮やかな苦みが特徴的なのだが…個性的過ぎるものはとても「非日常」で、ドンドン飲めるタイプではない。だから今一度、味わいを見つめなおして「ジューシー＆ビター」に仕上げた。気が付くとグラスが空になっているような、そんな飲み心地こそ、このビールの魅力です☆
□　330ml 616円（税込）

■　HOP KOTAN FREEDOMS 『黄金の弾丸』
□　ほっぷこたんふりーだむすおうごんのだんがんごーるでんえーる
□　Golden Ale
□　北海道上富良野町忽布古丹醸造
□　元エンジニアがオーナーの、とあるビアバーからの依頼で生まれた企画ビール。素直に美しく、クリア＆フルーティな飲み心地も素敵なビールだが…このビールを作るにあたって忽布古丹醸造の堤野代表が寄せた文章が…これまた素敵なのだ。

「銀の弾丸はない」というフレーズは、エンジニアの仕事では、大小様々な問題が発生するもので、それらの問題が一気に解決するような飛躍的な改善方法というものは無い、という意味で使われる用語だそうです。まさに、ビール醸造も同じように、すべてを解決してくれる魔法のようなものなど無く、大小様々な問題を一つ一つ丁寧に解決し、理想のものに近づけていこうと日々奮闘しています。ITの世界にも、醸造の世界にも「銀の弾丸」はありませんが、私たちの作った「黄金」の液体が、「弾丸」のごとく皆様のもとへと運ばれて、仲間とビールでつながり、笑顔を生み出す「黄金の弾丸」になってくれたらと願っています。

人の心を魅了してやまないビール『HOP KOTAN』。私たちに『HOP KOTAN』を教えてくれた人物も、またビールに魅了され、その世界に足を踏み入れた一人。キッチンカーで『HOP KOTAN』を注ぐビジネスモデルを立ち上げた合同会社とびあの三本代表。やはり酒は人と人をつなぐ「黄金の弾丸」なのだ、と感慨深くなる。最近メディアにも頻繁に取り上げられているので、ぜひ見かけたときには注ぎたての『HOP KOTAN』を楽しんでください☆
□　330ml 616円（税込）

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