週末のオススメ酒(毎週更新)

【毎週更新】今週のおすすめ酒~2022年9月第一週~

こんばんは
四代目、土井優慶です

会議で旭川を訪れていた、上川大雪酒造の川端杜氏と久々に話すことができました

上川、帯広、そして函館、いまや三つの拠点を行き来する忙しい立場なので、なかなか膝を突き合わせて話すことも難しく、ついつい長話に…

話題はもっぱら日本酒の話

北海道の酒の今後について、酒業界の課題と解決策、若い世代のアルコールの忌避…

気が付けば「あ、もうこんな時間!!」

つねに一歩先、二歩先を見てアクションを続ける上川大雪酒造、そして川端杜氏

その中で、とても印象的な話題が一つ

それは「未成年者がアルコールに感じているイメージ」について、帯広畜産大学の客員教授も務める川端さんだからこそ、知りえた現状に驚きます

川端さんの講義では日本酒の歴史や製造方法だけでなく、アルコール飲料の健康効果と障害について広く浅く、学生に知ってもらう内容になっているそうです

講義終了時のアンケートには約8割の学生が、こう感じているそうです

「お酒は体に悪いもの、身体に毒だと思ってました」

!?

全く間違いではないのだけれど、あまりにも私たちが頭の中で勝手に想像している「若者がアルコールに抱くイメージ」とは乖離していることに驚きます

わずか数年前までは、我々の販売する日本酒に対して「おやじくさい」「悪酔いする」「おいしくない」というお決まりの3つがよく挙げられていました

しかし、今の大学生は「そもそもアルコールは体に悪い」という印象へと様変わり

彼らはまだアルコールが飲めない未成年者(大学一年生は18歳や19歳だからね)

正直、私たちの業界はこの先5~10年で大きく萎んでしまうのではないかとさえ感じます

アルコールの消費の、おそらく大部分を支えている50~70歳代、彼らが様々な理由でアルコールを摂取できなくなるまで、もう間もなく

退職による収入減少、加齢による健康問題が彼らをアルコール消費から遠ざけてしまいます

その消費量減少が、我々アルコール業界にもたらす負のインパクトたるや、私たちの想像をはるかに超えるインパクトになることは間違いありません

そして、それを支えてくれる新たな世代、つまり若者たちは「アルコールは体に悪い」と思っているわけです

「アルコールは体に悪い」

全く間違いではない認識なのだが、これにはこんな原因があるのかもしれません

小中学校の保健体育の教科書には薬物、たばこのほかに、アルコールによる健康障害の項目が増えたとききます

記憶をたどるに、私の時代では薬物とたばこのみが”危険なもの”として記載されていました

健康な肺、たばこによって真っ黒になった肺、その両方を比較した写真が印象に残っていますよね

今では、それに加えて「アルコールによる肝硬変」の写真が追加されているらしいのです

それもそのはず、学習指導要領には当然、国の指針が盛り込まれるし、アルコールに関して言えば、世界的な知見=WHOが推奨するアルコール健康被害対策防止の観点が盛り込まれているからでしょう

まさかこんなにも若者の間に「アルコールは体に悪い」という認識が刷り込まれているとは、酒を販売する立場でも想像がつきませんでした

ここ3年間、新型コロナウイルス感染症により若者がアルコールに触れる機会は大きく減ることになりました

大学生なら、サークルの飲み会や同級生たちとの家飲み、新社会人になっても歓迎会も催されることはなかったはず

つまり圧倒的に「アルコールを飲む機会に恵まれなかった」はずです

そんな彼らがこの先、何かのきっかけでアルコールを飲むことになったとしても、おそらく50~70歳の世代が飲んでくれていた消費量には到底追いつかないでしょう

そんな現状を危惧してか、国税庁は『サケビバ!』という若者にお酒をアピールするための、ビジネスアイデアを募集しています

ニュースでも話題になっていたので、記憶にある方もいると思いますが、WEBでは「税収のために酒を飲ませるなんて」と大炎上しているようです

「税収を増やすため」というのはミスリードだとおもいますが、若者の中には確実にアルコール=悪である、という認識は広がっているでしょう

だから、アルコール製造や販売、健康障害対策、そして酒税の管轄官庁である国税庁が若者へのアルコール啓蒙へと乗り出した…と考えるのがもっともらしい理由だと思います

日本でのお酒を取り巻く環境は、ここ10年で大きく変わるはずです

酒屋にとっても、酒蔵にとっても、私たちのように小さな事業者には、まさに”生き残り”を左右する10年になるかもしれません

私たちは『日本一お客様に近い酒屋』

酒屋という”お客様に最も近い立場”だからこそ、お酒そのものの面白さや美味しさ、だけでなく、アルコールがもたらす”諸刃の剣”についてまでも、私たちは伝え広めていかなければなりません

そして誰よりもお酒に魅了された立場だからこそ、お酒のある生活の豊かさを伝えられるようになりたい

そんなことを思ったのでした。

今週の入荷情報(8/27~9/2)

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