どうも、こんばんは
四代目、土井優慶です
ついつい日本酒ばかりを晩酌で選んでしまう、地酒屋の職業病(笑)
とはいいつつ、たまにはワインも飲んでみたりするのです
ワインといえばソムリエ!
ワインにまつわる資格で最も有名ですよね
有名すぎてお客様からも「ソムリエの資格持ってるの?」と尋ねられますが…
持っていません!!
いや、時間があったら資格取りたいですけどねっ
よくソムリエ資格者の方のブログを拝見していると、
「資格を取って終わりではなく、資格を取ってからが始まり」
「ワインを知れば知るほど、ワインがわからなくなっていく」
おおよそ、そんなようなことを述べていました
もともとハードルが高いと思われがちなワイン
プロですらもその深さにため息をつく、そんな摩訶不思議なワインの世界
いきなり「ワインとは○○である」ってな感じだと、ビギナーさんは若干ひいちゃうような気もするのです
だから、私たちのような酒屋ができることは…
入口をつくること!!
もちろんワイン担当者も、私も、知識と経験を得るために日々勉強もしています
でも、まずは「ワインがおいしい」と知ってもらうことからスタートしてみてほしいのです☆
日本酒の【試飲レビュー】と同じく、わかりやすさを第一に!!
そんなわけで今日はコチラ!!
ドーン!!
イタリア 赤ワイン『サン・マルツィアーノ コレッツィオーネ チンクアンタ +3』
これね、一昨年頃からワインファンの中では話題の一本!
Instagramで調べてみたら、出てくる出てくる画像の数々
輸入元であるモトックスさんでも常にランキング上位に位置するベストセラー!!
せっかくなのでちょっぴり深掘り
イタリア プーリア州と聞いてもピンとこないけど、
位置的にはココ!
イタリアは「ブーツの形をした国」とよく言われますよね
そのヒール(かかと)の部分に位置するのがプーリア州
ワインの生産量でいえばイタリアの中でツートップ!
地中海に面した南イタリアの銘醸地です
地中海と聞くだけで…
「白い砂浜」「青い海」「サンサンと輝く太陽」
誰もが想像できる光景ってたぶんこの3つ!
そんな陽気で温暖な気候でつくられたブドウを使ったワインは
・赤ワインなら…完熟ブドウの果実感あふれる味わい
・白ワインなら…さっぱりした酸味がはつらつとした味わい
ちゃーんと、その地域の特徴がワインに息づいています☆
この地で1962年に創業したのが、このワインをつくるさん・マルツィアーノ社
プーリアの伝統的なワイン製法や、もともとあったブドウの古木を大切にし、今や南イタリアを代表するワイン生産者となりました
じゃあ、早速飲んでみましょうか!!
ワインが苦手な妻も絶賛(笑)
(注)私はソムリエではないので、あくまでも「気軽に飲むため」のコメントを記載しております、あしからず
グラスに注いでみると、かなり濃く深く色づいております
少なくとも「ボージョレ・ヌーボー」とは明らかに違うってわかるくらい(笑)
グラスに注いだ瞬間、妻が発する一言
「うわぁ、私の苦手そうなワインだね…」
口に含むと…
ギュッと凝縮した果実感!!
濃厚&パワフル!!けっこうガツンとインパクトも十分!!
案外、渋みは少なくて、むしろ甘みがちゃんと感じられるワイン!!
結構しっかりとした飲みごたえもあるし、スルスル飲めるタイプじゃないけど…
週末とか、一息ついてゆっくーーーり飲みたくなる、そんなワイン^^
ちびちび飲んで、ガブガブ飲んだら”もったいなさ”すら感じます!
地中海の日差しをしっかり浴びて、完熟したブドウで造られたんだなぁ…ってよくわかる味わい☆
そしてワインビギナーにうれしいのがココ!!
樽で熟成したワインだけど、バランスがいいから全然違和感がない!!
樽熟成のワイン特有の「むわっと」した感じとか、
くぐもったような風味が苦手な方も結構多いのですが、
全然気にならないどころか、気にも留まらないくらいバランスがいいのです
一口飲んだ妻もポツリ…
「あれ、コレ好き!!…女性のお客様とかも、きっと好きだよこれ!」
そういいつつ、自分でグラスを持ってきて飲み始める(笑)
赤ワインが渋くて苦手な、ワインビギナーの妻も認める赤ワイン!!
月に一度の…
うれしい半額!!月に一度の”ハットの日”!!
一家そろってピザが好きすぎて、ハットの日だけはピザで晩御飯
サラミ&チーズのシンプルなトマトソースのピザ
ワインの濃厚な味わい、そして甘味…
トマトソースの酸味、サラミのジューシーな肉々しさ!!
ま、合わないわけがないですよ
イタリアには、ピザもワインもあるんだから!!
まとめ
この『コレッツィオーネ・チンクアンタ』はサン・マルツィアーノ社が創業50年を迎えたことを記念して造られたワイン
創業年度である1962年から、ちょうど50年目となる2012年まで
50年のすべての年号が記されているラベルなのです
50周年記念のワインだから、作る側も熱が入ります
ボトルを持つとわかるのだけど、一般的なワインボトルよりもかなーり重い!
ガラスが分厚い重量ボトルを使っているのです
ワインをしっかりと熟成させるために使われるボトルでして、厚みがある分、温度や光の影響を受けづらくなります
でも当然コストはかかりますから、なんでもかんでも重量あるボトルを使うわけにもいきません…
重たいボトル=熟成にも耐えうる=特別なワイン
ワインをリリースした当時は様々なコンクールを総なめ!!
“超”辛口評価で知られるイタリアワインガイドでも、満点にわずか1点届かなかったけど、それ自体が素晴らしい偉業
99点満点のところ、98点!!
ちなみに92点以上で「めったにない、最高のワイン」と言われています
瞬く間に注目されて、世界でも人気のワインとなりました(インポーター資料より)
いまはその第三弾のロットである「+3」と記されていますけどね^^
名称 | コレッツィオーネ・チンクアンタ +3 |
生産者 | サン・マルツィアーノ |
タイプ | 赤ワイン フルボディ |
産地 | イタリア プーリア州 |
品種 | プリミティーヴォ、ネグロアマーロ |
アルコール度数 | 14.5% |
輸入元 | 株式会社 モトックス |
価格(税込) | 750ml 3,300円 ※弊社販売価格 |