週末のオススメ酒(毎週更新)

【毎週更新】今週の入荷情報~2023年2月第三週~

こんばんは
四代目、土井優慶です

今週は市内の酒屋社長と、久しぶりに飲みつつ語りつつ。

話題は「酒の値上げ」について、気が付けば5時間以上あーでもないこーでもないとしゃべり続けました

皆さまもご存じのとおり、食料品や電気代だけでなく、世の中のすべての製品の価格が上がっております

今年も2回目の値上げを考えている企業もあるとニュースで耳にします

私たちもご多分に漏れず、昨年夏ごろから取引している酒蔵の、ほぼ8割近くが値上げとなりました

理由は段ボール、ガラス瓶、ラベル、ボイラーの重油など酒造りに必要な資材や消耗品が軒並み価格上昇しているから

皆さまがお買い求めいただくお酒はおおよそ10~15%くらい価格が上がりました

無論、酒蔵もビジネスですから、経営が成り立たなければお酒を造ることも難しくなるので、値上げ自体はやむにやまれぬことと想像がつきます

しかし、私たち酒屋は消費者にもっとも近い立場にいて、日ごろのお客様の買い方を見ていると、今回の日本酒の値上げが業界を大きく縮小させてしまっているような危機感を感じます

電気代も、食品も、生活雑貨もありとあらゆるものが値上げになり、おそらく多くのお客様が財布事情を気にするようになっているはずです

弊社スタッフも、例年5万円くらいだった冬の電気代が2倍になって請求が届いたといいます

そんな大変な中、今もこうしてたくさんのお客様にご来店いただいて、決して安くないお酒を買っていただけることをありがたく思います

私たちは土井商店で販売している商品が、決して安くないことを知っています

3000円あればお酒を買うこともできますが、ランチに行くことも、ケーキを買って帰ることも、スマホのゲームに課金することも、本を買い、映画を見ることもできます

皆さんが額に汗をかいて手に入れた金銭の一部を、数ある多くの選択肢の中から「酒を買う」という行為に費やしてくれているのは当たり前ではありません

お客様は『3000円のお酒』を買っているのではなく『3000円で買うことのできる自分たちの幸せ』を買っているのだと思います

資材や燃料費高騰による値上げとはいえ、どこか日本酒業界は「コストが上がったからその分値上げすればOK」と安直に考えすぎているような空気感を感じてしまいます

目の前にある「3000円のお酒」は「他の3000円のモノやサービス」と同等に、もしくはそれ以上にお客様を幸福にしているのでしょうか?

私たちは酒蔵との契約により定められた価格のものを販売していますが、3000円を払っていただくために「3000円を払っても全然後悔しない」と思っていただけるように取り組みます

明るく開放的な空間で、快適に過ごせるように温度に気を払い、店内を常に清潔に保ち、はつらつとした声で、商品をテイスティングしてわかりやすく商品を説明して、デパート並みのクオリティの包装技術を身に着け、品ぞろえも豊富にして…

それは私たちの商売が、お客様あってのものであることを理解しているからです

私たちの価値は「お客様が認めてくださって」こそ、はじめて「価値」が生まれるからです

「価値」とは、生み出された企業やサービス、そして商品そのものを指すのではなく、サービスを享受し、モノを購入してくれるお客様がいて、はじめてそれを「価値」と呼べるのだと私は思います

仮に「日本酒という製品」が本当に価値のあるものだとしたら、もっと多くの人たちが毎日のように自宅や、飲食店で消費してくれていたはずです

日本酒がもっと私たちの生活の近くにあり、当たり前のように皆さんの自宅の冷蔵庫を開ければビールと同じようにそこに存在しているはずです

ですが、大変残念なことに、日本酒の消費量は右肩下がりを続けています

もちろん様々な要因が絡んでのことですが、もしかすると「日本酒の価値」を私たち業界の人間が誤解していたからなのかも、しれません

私たちは、3000円という代金を頂戴するにふさわしい「お客様の幸福」を生み出しているだろうか

私たちは、3000円という代金を頂戴するにふさわしい「お客様の幸福を生み出せる商品」を取り扱っているだろうか

日々、自問自答が続きます

ひたすら右肩下がりを続ける日本酒の消費、そこにコストアップによる物価上昇の波

お客様にとって『日本酒は高くなり過ぎた』というのが私の持論です

もしかすると私がマイノリティかもしれませんし、業界内でも色々と異論はあるようです

けれど『日本酒は高くない』『日本酒は安すぎるくらいだ』と思う消費者が多数を占めるのであれば、出し惜しみせずに今まで通り、お酒を買ってくれるに違いありません

ならば、それは僕の取り越し苦労で、まったく問題ないと思います

僕は「日本酒が売れなくなる」ことを危惧しているだけですから

そして、きっと半年後、一年後の日本酒の消費量と購入金額は今と変わらないはずです

…私にはそんな明るい未来が待っているとは、まったく思えませんが。

だからこそ、今この瞬間こそ、土井商店も皆様から頂く「お金の意味」を自問自答しなければならないと感じるのです

いつまでも皆様にご愛顧いただくために、もっと「日本一お客様に近い酒屋」として、その腕を磨いていこうと思います

今週の入荷情報(2/11~2/17)

ご注文はお電話、もしくは公式LINEアカウントのメニュー「注文・取り置き・問い合わせ」からご注文いただけます

ご注文方法

【お知らせ】到着時クレジットカード払い・デビットカード払い・電子マネー払いができるようになりました

公式サイト掲載の商品は一部を除き、【宅急便でのお取り寄せ】にもご対応いたします

お取り寄せご希望のお客様はお電話(0166-60-6066)、もしくはFAX(0166-60-6077)にてご注文下さい

さらに当店の公式LINEアカウントからでもご注文いただけるようになりました!!

担当者とやり取りしながら、お酒の在庫やオススメのお酒など、リクエストに合わせてご利用いただけます

LINEからご注文の方は土井商店公式アカウントのメニューからどうぞ☆

地方発送はクロネコヤマトで発送、道内880円(税込)でお送りできます

お支払いは代金引換便(別途代引き手数料ご負担)もしくは銀行振込(前払い)となります

代金引換便では以下の通りの決済がお選びいただけます

  • 現金払い
  • クレジットカード・デビットカード払い
  • 電子マネー払い

ご利用いただけるカードブランドはコチラ(ヤマト運輸公式サイト)

※代引き手数料はお支払金額に応じて変動いたしますので、ご注文時にご確認ください

送料や発送時の諸注意はこちらをご覧ください

飲食店さまや企業様は「NP掛け払い」による後日払いも可能です

NP掛け払いとは…いわゆる”ツケ払い”
別途ご負担いただく手数料もありません

一か月後にまとめてお支払いいただければOK
コンビニでもお支払い可能なので便利です!!

掛け払いのご注文には、株式会社ネットプロテクションズの提供するNP掛け払いサービスが適用され、ご注文と同時にご注文の商品の代金債権を譲渡します。「NP掛け払い利用規約及び同社のプライバシーポリシー」に同意してNP掛け払いをご選択ください。法人/個人事業主を対象とした掛け払いサービスです。(月末締め翌月末請求書払い)

請求書は、株式会社ネットプロテクションズからご購入の翌月第5営業日に発行されます。与信枠は、個別に設定させていただきます。請求書に記載されている銀行口座または、コンビニの払込票でお支払いください。

※銀行振込の際の振込手数料はお客様にてご負担ください。

時間指定・日付指定も承りますのでご注文時にお申し付けください
クール便が必要な商品に関してはご注文時にその旨をお伝えいたします

時折お問い合わせいただきますが、ご飲食店さまとのお取引は随時受付中
お酒のラインナップに是非、当店のお酒をご活用ください^^

個人・飲食店さま問わず「ご来店時ポイント還元」を開始
詳しくはご注文時にお尋ねください

今週末も美味しいお酒でゆっくりとお過ごしくださいませ^^