こんばんは!
四代目、土井優慶です
おかげさまでこの「試飲レビュー」も大好評!
これを見てお酒を買いに来てくださる方もチラホラ…
ありがたいです、本当に
このためにわざわざ料理を用意してくれる妻にも感謝せねば
今回はコロナウイルスの影響で「外じゃなくて、家で飲む」方が増えているらしく、ちょっぴり”宅飲み向け”としてこれをチョイス!
今日のお酒はコチラっ!
秋田県 日の丸醸造 まんさくの花 巡米 亀の尾 純米酒
「巡米」って誤字??いいえ、違います(笑)
日本酒業界ではアイデアマンとして知られる日の丸醸造
巡米=じゅんまい、と読みます(昔は”めぐりまい”とも呼ばれていたこともありました)
これは酒飲みなら誰しもが一度は疑問に思うこと
「酒米の違いって、お酒の味にどう違いがあるんだろう?」
そんな知的好奇心をくすぐりまくる、マニアックだけど大人気シリーズ!!
酒米(さかまい)を巡る旅へ…
だから「巡米=純米=じゅんまい」ってなわけ
早速飲んでみましょうか!!
【敏腕アイデア社長】
かつて東北を襲った”岩手・宮城内陸地震”で蔵の冷蔵庫がぐちゃぐちゃに…
その時、割れずに生き残ったお酒の中身が全く分からなくなってしまいました
中身のわからないお酒は酒税法上、「純米酒」「大吟醸」と肩書が付けられません
ただじゃ転んで起きない佐藤社長は…それを全部混ぜ合わせて、一本のお酒として発売しました
そのお酒の名は『まんさくの花 地震作 サバイバー』
後世に残るネーミングセンス抜群の『まんさくの花』と語り継がれております
まるで雪解け水!?端正で柔らか~!
香りはとても穏やか…とっても品がいい香り
温度によってはほのかに感じ取れる程度…ほんのりメロン系の香りかしら??
今日は冷蔵庫から出したばっかり、ちゃんと冷えています
口に含んでみると…
優しく柔らかな味わいが…するーん、って口の中に滑り込む!
とにかくキレイで美しい…これが世にいう秋田美人!?
色白で、きめの細かい肌ツヤ…それっくらい雑味がありません
舌の両脇がギュッと収縮するようなエグみとか、嫌な味わいが全くないのがすごい!!
そしてキューっとほのかに感じ続ける酸味、これは何だろうか…
果実のような酸味ではなく、白ワインにも共通するような小気味よい酸味
……旨いわぁ、いい酒だねぇ
美味しすぎてコメントを書き留めるのを忘れるくらい(笑)
今日の料理はこちらッ!!
スーパーの見切り品コーナー出身、焼きアスパラ&ベーコンアスパラ!!
…メキシコ産ですけど、2束まとめて半値だったので(笑)
酒屋の晩酌も、特別な料理なんて何もありません…
さっき感じていた白ワインのような複雑な酸味は…アスパラの持つ”アク”にベストマッチ
さらに…塩コショウの味付けにも、この酸味と柔らかな質感がイイ感じに調和する
ベーコンの脂っけにも負けないどころか、中和してくれるのがスゴイ
ベーコンアスパラをかじって、『まんさくの花』でさっと流し込む
ふぅ、至福の時…たまらんです。
まとめ
一番大切なことを言い忘れてました
一応言っておくと、山田錦、雄町、亀の尾、愛山…とか使用したお米の名前がはっきり書いてあるお酒は…基本的に高いです
少なくとも1.8Lサイズで3,000円以上はします
このお酒は…2,500円なんです(税込なら2,750円)
わぉ、リーズナボー!!
「さっき高いって言ったじゃん、嘘つき!」ではなく、価格の秘密は”精米歩合(せいまいぶあい)”
あくまでも一般論ですが…
精米歩合の違いは味の違いに直結します
お米を小さく磨いて仕込むと、お酒の味がクリアになって洗練されてきます
お米を磨かないで仕込むと、雑味が多くて野暮ったい味になるといわれています
このお酒のスゴさは「お米を磨かないでも雑味のないお酒ができる」こと!
「お米を磨かないで済む」=「原料コストを削減できる」
つまり!美味しいお酒がお手頃価格で楽しめる!
このクオリティのお酒なら…他の酒蔵さんは3,500円くらいすると思います、マジで。
晩酌にはもってこい、あっぱれ『まんさくの花』!!
これからの季節の料理なら、アスパラ料理、ウドの酢味噌…普段の晩酌なら、お漬物とかで十分楽しめちゃう
あ、秋田名産”いぶりがっこ”にもピッタリです
安くて、旨くて、心の底から「ホッ」と一息…安心できる逸品です^^
名称 | まんさくの花 巡米 亀の尾 純米酒 |
読み方 | まんさくのはな じゅんまい(めぐりまい) かめのお |
製造元 | 日の丸醸造 株式会社 |
産地 | 秋田県 横手市 |
原料 | 秋田県産 亀の尾 100% |
精米歩合 | 麹米 55% / 掛米 70% |
アルコール度数 | 16.6% |
日本酒度 | +1.5 |
価格(税込) | 1800ml 2,750円 / 720ml 1,485円 ※弊社販売価格 |