お知らせ

【試飲会開催】「帝松(みかどまつ)」醸造元 松岡醸造 より次期蔵元が来訪! 【10月21日(土)22日(日)】

こんにちは
四代目、土井優慶です^^

来たる10月21日(土)、22日(日)、そして10月28日(土)、29日(日)は…

2週連続、蔵元来訪試飲会を開催いたします

まず第一弾10月21日(土)、22日(日)は…

『帝松(みかどまつ)』蔵元来訪試飲会を開催します

『帝松』蔵元来訪試飲会 with 松岡醸造 松岡専務

コロナ騒動直前の3年前からお取引をしている『帝松(みかどまつ)』

『帝松』を造っている松岡醸造の次期7代目蔵元、松岡専務とは年齢も近いながらも、お互いに行き来することができず3年が経ってしまいました

かねてから「土井さんで試飲会をやってみたい」という松岡専務からの申し出もありまして

今回、「帝松」醸造元である松岡醸造より、次期7代目蔵元である専務 松岡奨さんが来訪して試飲会を開催することとなりました

『帝松(みかどまつ)』とは

酒どころ越後頚城郡姉崎の、酒造りに関わる家柄に生まれた初代 松岡祐エ門。祐エ門は「求める酒造り」に適した地を目指して、嘉永4年(1851年)に当地へ蔵ごと移築し創業しました。

当時の小川町は、秩父往還と八王子街道が交差する交通の要衝で、生活物資の集積地でした。毎月多くの市が立ち、商人が集まる場として栄えていました。また、米穀の少ない秩父方面と米の生産の多い平野部を結ぶ中継ぎの穀物商も多くいたといいます。そこには当然お酒を楽しむ消費環境が整っており、祐エ門はこの小川町の賑わいに目を付けました

創業当時は「大坂屋」の屋号を名乗り「松盛(まつざかり)」という酒銘で販売していました。その後、現在の「帝松」を代表銘柄としました。
「帝」は日本国の最高位を表し、「松」は変わらぬ緑から繁栄のシンボルで、「酒造りの頂点を末永く後世に維持していきたい」という想いから名付けられたといいます

引用元:帝松 醸造元 松岡醸造株式会社 公式サイト

埼玉県細部に位置する小川町にある酒蔵、松岡醸造(まつおかじょうぞう)

https://www.mikadomatsu.com/

酒蔵の創業は江戸時代に端を発し、当時は交易の街として栄えていた小川町に目を付け、初代蔵元が新潟より移住して酒造りを始めました

今年、創業172年となる歴史ある酒蔵の一つですが、県外ではあまりその名を知る人はおらず、もっぱら製造量の9割を埼玉県内で消費するという、驚異の地元人気を誇る日本酒でもあります

また全国新酒鑑評会では8年連続金賞を受賞しており、これは埼玉県内でも最多受賞記録となっています

代表銘柄は『帝松』ですが、古くからの日本酒ファンならば『社長の酒』という日本酒の名前の方が知名度が高いかもしれません

弊社に保管されている古い情報誌にも、かつて弊社で取り扱いがあった時のテイスティングコメントが残っていました

※『社長の酒』はごく少量仕込みの鑑評会出品酒を、松岡醸造社長の接待や贈答用のお酒としてリリースした希少酒でした

『帝松』特別醸造酒 “虎ノ巻(とらのまき)”シリーズ

「帝松」の”虎ノ巻”シリーズとは、2020年9月より始動した次期7代目蔵元となる松岡奨さんのブランド

大学卒業後、国税局醸造研究所と県の醸造試験場にて日本酒の製造研究にあたる。2009年に松岡醸造へ入社し、30年以上酒造りに携わる杜氏の元、蔵人として造りに3年従事。その後3年間営業と商品開発を担当し、2015年より専務取締役に就任。

現在では醸造計画、杜氏とともに酒造り、商品開発、営業と全て担当。 伝統を守りつつもチャレンジを続け、「日本酒」を後世に残すべく商品開発に取り組む。

松岡さんは昭和61年生まれ、暦でいう”五黄の虎(ごおうのとら)”にあたる生まれ年であることから、モチーフに虎をあしらいました

「帝松」の一番の特徴は、他蔵にはない業界トップクラスの「石灰岩系の硬水」を仕込み水としており、日本で最も硬度の高い水で酒造りを行っています

「日本酒を構成する成分の約80%を占める水を、さらに研究することで独自の味わいを目指しています」と松岡専務は言います

カルシウム分を多く含む仕込み水は発酵が旺盛なため、あえて飯米を使用し、温度と時間に工夫を凝らした麹を用い、低温発酵タンクでギリギリまで冷やし醪日数を長くとる

それにより辛口ながらも旨味を持ち、更に程よく上品な香りが感じられる芳醇辛口という新しいジャンルを確立します

また『帝松』”虎ノ巻”シリーズは、昨今注目されているSDGs(持続可能な開発目標)への改題解決をサブテーマとしたお酒でもあります

昨今の日本酒のトレンドは、味わいが軽やかで甘みのある日本酒が主流となっており、実は弊害として「お米をあまり溶かさず酒粕が大量に出てしまう酒造り」となっています

それにより“酒粕”が供給過多となり、市場で大量に余ってしまうため、大半が”ごみ”として処分されている実情があります

松岡醸造では、農家さんとともに無農薬無化学肥料の米作りも行っていますが、米作りはどんなに機械化が進んでも、よい米を作るためには膨大な時間と手間がかかります

「そんな農家さんの努力の結晶を余すところなく使いたい」
「SDGsなんてかっこいいことではなく、原料をできる限り使い切らねばもったいない」

松岡専務はそんな”造り手としての使命感”を胸に秘めて、それを酒造りに体現したいと言います

精米によって削った米粉は家畜の飼料へと、

原料のお米はしっかりと溶かし、手間暇をかけて丁寧に発酵させて、雑味は少なく旨味と香りはしっかりと出す

日本酒を後世に残すためには、再生可能・継続可能であることは重要であり、しかもそれによって生まれる酒は美味しいものでなければなりません

そんな造り手のとしての覚悟と決意を”秘伝の書”になぞらえて、松岡専務が立ち上げた新しい日本酒ブランドを「虎ノ巻」と名付けました

販売会情報

名称『帝松』蔵元来訪 試飲会
日時2023年10月21日(土)・22日(日) ※二日間
開催時刻11:00~18:00
埼玉県 松岡醸造より次期7代目蔵元である松岡奨さんが来訪

『帝松』虎ノ巻シリーズ2種と、皆様に飲んでいただきたい3種のお酒を携えて店頭で皆様をお迎えいたします

その他試飲を伴う場合は飲酒運転をなさらぬよう、くれぐれもお願いいたします