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【試飲レビュー】佐賀県 天吹酒造『日下無双(ひのしたむそう) 純米60 火入れ』はこれぞ天下無双の酒!とりあえず○○に合う!?○○○が更に楽しくなる味わい☆

おはようございます☆
四代目、土井優慶です^^

四連休、3日目
今日は天気もカラッとしているから、忙しくなりそうな予感!!

さて、今日はこんなお酒

普段はあまりこんなことはないのですけど…
「謎が多い酒」を仕入れることになりました(笑)

情報を探ろうにも、全然わからず
TwitterとかInstagramとかいろいろ調べてみたけど…

よくわからないなら自分で飲むしかないねっ☆

ということで今日はこの酒!!

目がチカチカするくらい真っ赤っ!!

佐賀県 天吹酒造『日下無双(ひのしたむそう) 純米60 火入れ』

一度見たら二度と忘れない…それくらい衝撃的なデザイン☆
真紅のボトルには、銀色の流麗な筆字で「日下無双」

ネットでは昨年こんな話題が挙がっておりました

山口県の酒蔵で造られていた『日下無双』が杜氏引退により今期で終売

私も酒屋ながら、本当に不勉強で申し訳ないのですが…
「ふーん、そうなんだぁ」くらいで流し読みしてしまっていたくらい

しかしネットで調べてみると、出てくる出てくる…

『日下無双は美味しい』という情報がっ!!

元々、山口県にある村重酒造にいた日下信次さん
彼が杜氏(とうじ)を務めているときに作り上げたブランド『日下無双』

日下無双とは


造り手の名前を冠したこのお酒は、世界、天下にならぶものがないほど優れているという意味を持ちます
その名に恥じない酒造りをするために、伝統に学び、時に新しい技術を取り入れながら常に成長し続ける日本酒


それが日下無双です

引用元:天吹酒造 合資会社 公式サイト

「二つとないもの=無双」

天の下に二つと存在しない絶対的なもの、それが杜氏の名を冠した酒であれば素晴らしい酒である

だから『日下無双』!!

この酒を造る日下杜氏は昨年、村重酒造を退職されたのを機に『日下無双』も終売になるはずでした

が!!
佐賀県にある天吹酒造へ電撃移籍

新生『日下無双』として再発売となった…らしいです(スイマセン不正確です)

杜氏さんの名前の付いたお酒といえば…

もっとも有名なのは名杜氏と謳われた波瀬正吉(はせしょうきち)の名を冠した静岡県『開運 伝 波瀬正吉』

すでに亡くなられましたが、凄腕技能集団と言われる能登杜氏(のととうじ)四天王の一人として知られておりました

小学生だった私の耳にも「カイウンハセショウキチ」という言葉が記憶にあるので、おそらく強烈に売れた酒だったのでしょう…

おっと…話がそれました(笑)

酒造りの総責任者である杜氏

自分の名前を酒に付けるというのはあまり聞いたことがない
しかし、それは「俺の酒を飲んでみろ」という自信の表れ!!

この見た目、このネーミング、そしてこの意味…単に”いち日本酒ファン”として興味深々

早速、飲んでみましょうか^^

この酒、呑兵衛仕様につき。

まず香り…

ふわりと果物ような香りが鼻をかすめる
メロンかとも思ったが、ほんのかすかではっきり感じ取れない

口に含んでみると…

まろやかで、口当たりがとってもスムーズ
まずコレがファースト・インプレッション!!

ザラッとしたり、チクチクしたり…違和感がなくて
まるでサテンの生地みたいに、きめ細かい質感^^

ほのかに甘みがあって、結構しっかりめのボリューム感
まるっとした美味しさがあって、一口飲む度にじっくり味わいたくなる

ゴクンと飲みこんだ後ですらも、ぐぅーーっと尾を引くように余韻が長いのにビックリ

ひっさびさにこういうお酒飲んだかも!!

へぇ…すごくいいお酒じゃん
こりゃ日本酒ファンが血眼になるのもわからなくない(ちょっと偉そう)

ボリュームもあって、余韻も長い
そうやって聞くと「お腹いっぱいになりそう」って感じがするけど…

全然違うの!!
むしろ飲むたびに美味しさが倍増していくような感覚

こりゃ、世の中の呑兵衛たちが黙っちゃいない旨さだぞ…

そう思い立って、毎度恒例となりました冷蔵庫物色タイムに突入です

どんな料理に合うだろうか???

余韻が長い=しょっぱいのが食べたい

ピクルス付けるのに大根を剥いて、その皮で作った『大根の皮のきんぴら』

大根の皮の繊維に沿った切り方と、
繊維を断ち切る方向の切り方…2種類入っているのが妻アレンジ

私の大好物の一つです☆

妻曰く「ケチくさいのバレるからやめてー」というのだが…むしろ酒屋の晩酌はこんな感じ、とわかってもらえるからちょうどイイ(笑)

大根に捨てるところなし!!

さて、相性は…

ごま油の風味に、パラパラふりかけた入りゴマの香ばしさ
油揚げがイイ感じに汁を吸ってジューシー☆

大根の皮のエグミが『日下無双』の余韻の長さをバッサリ!!

見事に余韻をスッと切ってくれるのだけど…
今度はさっきの余韻を思い出して、またお酒を口に運んじゃう

止まらないぞ、今夜の晩酌は!!

んー、もしかすると!

揚げ出し豆腐、出汁巻き卵、枝豆、酢の物、漬物の盛り合わせ…

居酒屋さんでいう「とりあえず一品」にバッチリハマる酒なのかも!!

お通しとか食べながら、ずっとこのお酒を飲んでいたい^^
『酒の肴に合う酒』とも言いましょうか…

完全に『日下無双』は日頃から晩酌がルーチンになった呑兵衛専用にチューニングされたお酒(笑)

まとめ

『日下無双 純米60 火入れ』みたいなお酒って、お酒を単体で楽しむ人よりも、料理と一緒に合わせた方が映える

けれど…フルーティなお酒を飲みなれている人たちには、この良さがなかなか伝わりづらい(涙)

それぞれ良いところ・悪いところはもちろんあるので、一概に善悪はありませんけどね^^

それこそ、普段はフルーティなお酒ばかり飲んでいるけど「料理に合うお酒」にチャレンジしてみたい人にもオススメしやすいイイお酒☆

脱・日本酒ビギナー
晩酌酒入門編
食中酒チャレンジ

とも言いましょうか!!

是非ご賞味くださいませ☆

佐賀県 天吹酒造『日下無双(ひのしたむそう) 純米60 火入れ』はこれぞ天下無双の酒!とりあえず○○に合う!?○○○が更に楽しくなる味わい☆

名称日下無双 純米60 火入れ
読み方ひのしたむそう じゅんまい60 ひいれ
製造元天吹酒造 合資会社
産地佐賀県 三養基郡みやき町
原料米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合60%
アルコール度数16%
日本酒度非公開
価格(税込)1800ml 3,080円 720ml 1,540円   ※弊社販売価格