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【試飲レビュー】高知県 西岡酒造店 『久礼(くれ)花河童 特別純米 生酒』は○○○がうまーい!!まるで○○○○!?清涼感と力強さの合わせ技!!○○○○注意な夏酒☆

こんにちは
四代目、土井優慶です☆

「夏酒」の入荷ラッシュが止まりません…

ドンドン飲んで紹介していかねば、宿題が溜まっていく一方です

今日は”辛口タイプ“をチョイスしてみました!

え…花??河童!?

高知県 西岡酒造店『久礼 花河童 特別純米 生酒』

イッパツで「久礼=くれ」と読めるあなたはさすが!

このお酒が造られる街の名、高知県中土佐町久礼…土佐の一本釣りで有名な町です

『久礼』を造る西岡酒造店さんは、創業1781年の高知県最古の酒蔵!!

やっぱ北海道とは歴史の深さが違いますね…(苦笑)

高知県は意外なことに全国に知られる酒処でもあります

数にして18もの酒蔵(高知県酒造組合より)があり、淡麗辛口(たんれいからくち)の地酒が多い地域

個人的な印象だと…皆さんのイメージする”淡麗辛口”よりも、芯のしっかりした”ガツンと系“の辛口酒が多いような気がします

ちなみに“土佐の一本釣り”とは、高知名産である鰹を一本の釣り竿と漁師の腕だけで釣り上げる伝統的な漁のこと

引用元:全国市町村会 高知県中土佐町

そんな漁村で生まれ何百年も愛されてきた日本酒だから、酒蔵の社長曰く「うちのはカツオのタタキに一番合う酒なんだ」とのこと

そんな『久礼』の夏酒が『久礼 花河童(はながっぱ)』

にしてもなぜ…カッパ???

酒蔵の案内文にも載ってないしなぁ…

色々調べてみると「四万十川の上流域には河童が住んでいる」という伝説があるらしい

ラベルをよーく見てみると、

河童のイラストの近くには徳利、目線の先には夏の風物詩”花火”

「花火を見ながら晩酌する河童」…略して、花河童!!

そんな風情溢れる夏酒、早速飲んでみましょうか☆

パワフルだけど、清涼感が気持ちイイ☆

香りはとーっても控えめ

なんの香りなのか、はっきりわからないくらい穏やか&涼やか

口に含んでみると…

わずかに溶け残っているガス感がほんのーりチリチリ

ホロっと感じる苦み、だけどお酒自体は滑らかでプレーンなイメージ

夏のお酒らしいフレッシュ感&涼やかさはもちろん◎

スッキリしているかと思いきや、けっこうパワフル!!

だけど不思議とサクサクと飲めちゃう…コレは危険だ

全然引っ掛かる感じがない!!

口に含んでいるときはふわりと甘さも感じるのに、

ゴクリと飲み下した後にスカッとした辛さが登場!!

口の中が二転三転する、味わいのオンステージ☆

このガツンと来る力強さ、なのにスーッと胸をすくような清涼感にやられてしまいそうだ…

まさにイケメン酒…惚れちゃうわぁ☆

俳優の鈴木亮平さんがポッと頭に思い浮かんできました(笑)

おや、サクサク飲んでいたら急にフワッと酔いが回り始めたぞ…

????

裏ラベルをよーく見てみると…

うお!アルコール度数が19度もある!!

これはサクサク飲むと、あっという間に酔っぱらっちゃう危険性大!!

とりあえず空腹にこのお酒を飲むのは危険すぎる…

なにかお腹に入れようと、冷蔵庫をガサガサと探すも、このお酒に合いそうなつまみは見つからず(涙)

泣く泣く最後の一杯…

頭の中で妄想するしかないな、こりゃ

※イメージです

目の前にない料理に思いをはせながら、頭の中で妄想ペアリング(笑)

この清涼感は絶対ネギミョウガショウガの風味にピッタリ合うよなぁ…

この辛さは『カツオのタタキ』の凝縮した旨みにバッチリ

もしかするとイカやホタテの刺身みたいに、甘みのあるものとかもイイかも☆

アジとかサバとか、光り物もイケるかも?

お取引先のお寿司屋さんは、旬の”塩水ウニ“の写真アップしてたけど、アレにも絶対合うはずだし…

もうソレしか思い浮かんでこない!!

それくらい『久礼 花河童 特別純米 生酒』は海の幸にピッタリな味わいなのです☆

普段はなかなか食べられないから、スーパーの寿司でもいいから一緒に合わせてみたいなぁ…

まとめ

この『久礼』を造る西岡酒造店さんには、いくつか別銘柄が存在します

  • 西土佐町が舞台になった漫画の主人公から名をとった『純平(じゅんぺい)』(地元向け)
  • 県外の日本酒として出荷される『久礼』
  • 日本酒ファンがこぞって求める超人気の『どくれ』
  • 四万十川源流域の米と水をつかった『てっぺん四万十』

とくに『久礼』を扱っている酒屋のうち、全国わずか数店舗しか取り扱いがない『どくれ』

“杜氏が自分で飲みたい酒を造る”という掟破りコンセプト(笑)

『どくれ』は入荷してはすぐ完売→再入荷→完売のリピートの嵐ですが、この通常版『久礼』でも十分すぎるほどに美味しい!!

昔っから酒豪が多いといわれる高知県

いまでも宴の席では日本酒を酌み交わす風習が根強く残っている地域でもあります

色んな料理を大皿に盛って客をもてなす大皿料理=皿鉢料理(さわちりょうり)を囲んで、杯を酌み交わす

そこには当然カツオのタタキも並んでいるのでしょう☆

高知の料理に合う、高知の酒『久礼』

「地元で愛されている酒」として、在りし日の”地酒スタイル”が心に響くお酒です☆

高知県 西岡酒造店 『久礼(くれ)花河童 特別純米 生酒』が海の幸がとってもうまーい!!まるでイケメン!?清涼感と力強さの合わせ技!!飲みすぎ注意な夏酒☆なのでした~

名称久礼 花河童 特別純米 生酒
読み方くれ はながっぱ とくべつじゅんまい なまざけ
製造元有限会社 西岡酒造店
産地高知県 中土佐町
原料米、米麹
精米歩合60%
アルコール度数19%
日本酒度+12
価格(税込)1800ml 2,860円 / 720ml 1,485円   ※弊社販売価格