こんばんは
四代目、土井優慶です
「無性に赤ワインを飲みたくなる日」というのが僕にはあります(笑)
そんなときは勉強がてら、売り場をぐーるぐる
「なにか美味しそうなものはないかなぁ」とまるでお客様になった気分です
ふと目に留まったワインの名前の由来が気になったので、今回はコチラをチョイス!!
6・6・3ってなんの数字?
イタリア 赤 フルボディ『トレ・イコーネ』
ラベルに描かれた「6・6・3」は何を表しているのか…
それは後でわかることなので、まずは簡単な説明から☆
『南イタリアで最も成功したワイン生産者』という異名を持つ超人気生産者グループ”ファルネーゼ”が造っています
ワイン評論家”ロバート・パーカー”氏が大絶賛し”車一台分の単位で買った方がよい”と言われた「カサーレ・ヴェッキオ」というワインも彼らが造っています
パーカーさんに認められることはワイン界では大偉業!!
なぜなら…ワイン界において最も影響力を持つワイン評論家
え、どれくらいスゴイのかって???
彼が絶賛したワインは、無名のワインでも翌日には入手困難になってしまうほど!!
※そんな現象から「シンデレラワイン」なんて言われるワインを生み出してしまう影響力の持ち主
さあ、そんな南イタリアの超人気生産者が造るワインの中に、
当店”大”ベストセラーともいえる赤ワインがあります
それがコチラ!
『エディッツィオーネ・チンクエ・アウトークトニ』
お客様からは「99点シールのワイン」とも呼ばれております(笑)
なぜなら“超”辛口評価で知られるイタリアワイン誌「ルカ・マローニ」で、堂々の99点満点!!
満点ですよ!!
ちなみに92点以上で「めったにない、最高のワイン」と評されます☆
『エディッツィオーネ』は当店販売価格5,000円以上、なのに飛ぶように売れるワインです
売っている側が信じられないくらいに、すごい勢いで売れるのです
①初めはギフト用で購入
②プレゼントした人から「あのワイン美味しかったわ」とお礼の電話
③そこまで言うなら…と本人も買って美味しさにビックリ
というパターンがほとんどですけどね(笑)
実は…『トレ・イコーネ』は99点のワインの”弟分”
コンセプトや製法が同じ
使用しているブドウがちょっと違うだけ
だけど価格は半値以下でリーズナブル☆
ね、期待感高まってきたでしょう???
早速飲んでみましょうか^^
濃厚なのに…アレ?柔らかい?
まず香り…
なんとなーく鉄っぽい果物の香りがしますね
しばらく匂いを嗅いで、たどり着いたのはドライプルーン!
かなり濃密な香りのワインです^^
口に含んでみると…
凝縮されたブドウのエキス分がぎゅうーーっと詰まってます!
でも不思議なことに、すうっと波が引くようにサッパリした後味も
それに赤ワイン特有の渋み=タンニンがとっても柔らかい
チクチクしたりゴリゴリしたり…渋みが悪目立ちしていないから、意外と赤ワインが苦手な方でも美味しくイケるかも?
渋みを目立たない理由はもう一つ!
このワインが明るくてフルーティな果実感がたっぷり感じられるから☆
樽で熟成させたワインだから飲みごたえはあるのに、ドーンと樽のイメージだけが突出しないのも好印象(笑)
ちゃんと濃くて、柔らかくて、フルーティで飲み応えもある…
まるで赤ワインの特徴をいっぺんに集約したようなワイン☆
なんだか今までに飲んだことのない不思議なワインだけど、確かに美味しい^^
まとめ
このワインが『エディッツィオーネ』の”弟分”と呼ばれる、そのワケ
実はこの二つのワインは…
ブドウが採れたその地でワインを作り、それをのちにブレンドして造られたワインなのです
ワインの原料となるブドウには様々な種類があって
某北海道のコンビニCMで耳馴染みの”カベルネ・ソーヴィニヨン”みたいな有名なブドウもあれば
全然聞いたこともないようなブドウもあるんです
その中でも、国際的に栽培されておらず、その国や地域でしか栽培されていないものを”土着品種(どちゃくひんしゅ)“と呼びます
「最高のイタリアワインを」というテーマで造られた『エディッツィオーネ』
コチラはイタリアを代表する5つの土着品種で、それぞれワインを造り、ブレンドして造られたもの
その“弟分”である『トレ・イコーネ』は…
1000年以上前から続くワインの歴史を紐解くに相応しい、南イタリアを代表する3つの土着品種で、それぞれワインを造ってブレンドしたのです
それぞれのワインが造られたのは
・シチリア島(ネレッロ・マスカレーゼ種)
・アブルッツォ州(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ種)
・プーリア州(プリミティーヴォ種)
の3つの銘醸地
それぞれ土地のブドウが採れた”畑”を線で結んだ距離…
距離にして663キロメートル
だから『トレ・イコーネ』のラベルには「6・6・3」という数字が描かれているのです
…ようやく結論にたどり着きました(笑)
「南イタリアでしか表現できないワイン」というコンセプトは日本酒でいう、地元の米と水を使って作った”地酒”にも共通する概念ですよね☆
ぜひ南イタリアの情熱あふれるワイン醸造家たちの想いを胸に、このワインを楽しんでみてくださいね^^
イタリア 赤ワイン『トレ・イコーネ』は超ベストセラーワインの弟的存在!?赤ワインの美味しさを集めたような”いいとこどり”な一本でした☆
名称 | トレ・イコーネ |
生産者 | ヴィニエティ・デル・サレント(ファルネーゼ) |
タイプ | 赤ワイン フルボディ |
産地 | イタリア プーリア州 |
品種 | プリミティーヴォ、モンテプルチアーノ・ダブルッツオ、 ネレッロ マスカレーゼ |
アルコール度数 | 14.5% |
輸入元 | 株式会社 稲葉 |
価格(税込) | 750ml 2,090円 ※弊社販売価格 |