こんばんは!
四代目、土井優慶です^^
しばらく夏酒の入荷ラッシュが続いていたので、全然ワインを試飲できず…
久々に落ち着いてワインを飲むことができました!!
およそ200種類くらいある当店のワインのラインナップ
一生懸命追いかけていても、次から次へと新入荷
ワイン輸入元の営業さんには、
「日本酒専門店さんが片手間でやる量じゃない」
…なーんて誉め言葉(?)もいただきました^^
アレも飲みたい、ソレも飲みたい…
コレはどんな味がするんだろう…
売っている私たちでもついつい目移りしてしまいます(苦笑)
ワインって知識がないとラベルすらも解読できないから、見た目のインパクトって結構大事ですよね~^^
今日はお客様から「これどんな味するの??」とお声掛けの多いワインをピックアップ☆
ハイ、今日はこれッ!!
アーティスティックな牛ラベル☆
フランス 赤ワイン『コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018』
当店のワイン棚を見てみると…牛ラベルのワインが2つほどいることに気が付きます^^
あんまりワインっぽくない見た目だから、お客様からも「コレってどんなワインなの?」と尋ねられることが多いワインの一つです☆
フランスといえばワインでとっても有名な国
ワインを全然知らない人でも、すぐに名前が上がるほど世界的にもよく知られた銘醸地です
けれど…じっくり見ていくと、
地区ごとに細かく分類されていてそれぞれ特徴が違ったり、
使用するブドウは同じでも味は全然違ったり、
なかなかビギナーさんには敷居が高いのがフランスワインだったりするのです(涙)
あ、でも全然大丈夫!!
今日はそんなムツカシイ話は置いといて…皆さんのワイン選びに役に立つお話しかしませんので☆
このワインはフランスの南東部にあるローヌ地方で造られました
アルプス山脈から地中海まで、ずっと流れてくるローヌ川の沿岸地域
あまり耳なじみのない地域ではありますが、一応これでもフランス国内で第二位のワイン生産量なのです
…フランスワインというと
- 芸能人格付けで登場する「シャトーなんちゃら」を造るボルドー地方
- 超々々高級ワイン「ロマネ・コンティ」を造っているブルゴーニュ地方
この2つが有名すぎて美味しいのに陰にかくれちゃう悲しいワイン(苦笑)
もちろんローヌにも一本○万円するような高級なワイン(!?)もありますが、
比較的リーズナブルで1,000円台から美味しいワインが多いのがローヌのワイン☆
ちなみに、地図でみるとわかるように南北に細長い地域なので、北部と南部では天候や気温も全然違います^^
お、そうそう!
ワインは原料であるブドウの育った土地、天候、湿度、日照時間などなど、それぞれの地域の特性が表れやすいといわれています
これをテロワールと呼んだりもしますけど、今回は北部・南部の違いがあまり関係ないので割愛☆
※このワインは南部で造られているワインです
『コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018』の原料にはシラーというブドウ品種が使われています
たぶんこの記事を見てくれているお客様は知らない方が多いかも…
なんせここ北海道では、某オレンジ色のコンビニのCMで「カベルネソーヴィニヨン」「メルロ」を連呼してますからね(苦笑)
あれも全部ブドウの品種なのです
ブドウ品種シラーを使うと…肉料理に合う赤ワインになると言われています!!
『コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018』はシラー100%
ワイン愛好家の間で肉旨ワインと称されるこのワイン、早速飲んでみましょうか☆
ちょい甘、ちょいスパ、ちょいキュート☆
グラスに注ぐと…
向こう側が透けて見えないくらい濃い色味
安っぽい例えだけど、濃縮還元のグレープジュースよりもガッツリ濃い(笑)
見た目ではかなりしっかりとした味わいのイメージに見えますね
香りは…
自家製のイチゴジャムを作っている時の、煮詰まった甘さと酸味
けれど、フルーティかといえばそうでもなくて、むしろちょっぴりスパイシーな香りも☆
グラスからはふわっとアルコール感のある香りがしてくるので、きっと飲みごたえもガツンと系???
口に含んでみると…
果実感がパッと広がってフレッシュな酸味がお出迎え!
グラスに注いだ時の印象よりももっと明るくて、ちょっぴりチャーミング☆
舌触りはとってもなめらか!
ギスギスした感じはなくて、ちょっぴり甘みもあってカジュアルな感じ!
ペラペラ&シャバシャバな薄っぺらい感じじゃなく、
きちんとジューシー感があるのが飲みやすくてイイカンジ☆
みんなが気になる赤ワインの渋みはというと…
見た目や香りがからイメージできないくらい、渋みは柔らかいんだけど、結構主張は激しい(笑)
ジューシーな中に力強さもあり
明るい果実感の中にスパイシーさもあり
甘みと酸味がちゃんとある分、ゴリッゴリのガツン系じゃないのがコレまた飲みやすい^^
肉はなかったのでコレで代用
帰り道に酔ったセブンイレブンで購入した『ジャッキーカルパス』
普段、日本酒ばかり飲むからあまり買わないんだけど、
ワイン担当が「肉旨ですよ~」と言っていたので急遽購入!!
ふむふむ…
ああ!!確かに合う!!
ワインの持つジューシーな感じと、噛めばジュワっと染み出る肉のうまみ
ほのかにスパイシーな味わいも、カルパスに使われた香辛料とパッチリ☆
他にどんな料理が合うだろうか?
明るい果実感は…中濃ソースみたいなフルーツ系の原料のソースに合いそう!
家庭でハンバーグを作る時のソースって、ケチャップとソースを混ぜて作ることが多いと思うんだけど、あの味わいにピタッとハマりそう☆
ハンバーグの肉汁とかにも合いそうだし…
こりゃ、たしかに肉が旨いワインかもっ!!
鶏肉よりも豚肉よりも、やっぱり牛肉を使ったメニューに合わせたいなぁ…
まとめ
ところで…
『コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018』はなぜ”牛のラベル“なんでしょうか??
その理由は「元醸造責任者が牛好き」(笑)
…というのは半分ホントの話!
あとの半分は…「見た目から味わいを連想しやすくする」のが目的だったそうです
ワインでよく耳にする味わいの表記
みなさんも聞いたことあるはず、ミディアムボディ、フルボディとかいうアレです
“牛”、しかも立派な角の生えた”雄牛”をデザインしたら、たくましくて強そうに見える!
力強いフルボディのワインだとわかりやすくするためのデザインだそうです☆
輸入元である「株式会社 稲葉」さんの資料では確かに”フルボディ”の表記
とはいっても決してヘビーではなく、むしろ軽めのワインに飽きてきたビギナーさんにお薦めしたいジューシー系ワインです^^
例えば…
そろそろCMが始まる頃だと思いますが、ボージョレ・ヌーボーに飽きてきたお客様にはぜひ試してもらいたいワインです!!
もちろん『コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018』を飲むときには、ぜひお肉料理を忘れずに^^
名称 | コート デュ ローヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2018 |
生産者 | ドメーヌ ダンデゾン |
タイプ | 赤ワイン フルボディ |
産地 | フランス(A.O.C コート デュ ローヌ) |
品種 | シラー100% |
アルコール度数 | 14% |
輸入元 | 株式会社 稲葉 |
価格(税込) | 750ml 1,870円 ※弊社販売価格 |