こんにちは☆
四代目、土井優慶です^^
フルーティ、ジューシー、スイート
昔に比べて様々な味わいの日本酒が楽しめる現代でも、やっぱり人気なのが…
辛口
そう、いつの時代も根強くファンを魅了する辛口のお酒
お店でもしょっちゅう
「辛口のお酒ください」
「甘口よりも辛口が好き」
そんなお客様のリクエストをたくさんいただきます☆
そんなわけで!
そろそろ今期分完売間近になってきたコチラを飲んでみました!!
まんさくの花 うまからまんさく 超辛口 番外品
秋田県 日の丸醸造『まんさくの花 うまからまんさく 番外品 超辛口 特別純米 生原酒』
まんさくのはな うまからまんさく ばんがいひん ちょうからくち とくべつじゅんまい なまげんしゅ
かまくら発祥の地、秋田県横手市の酒蔵さん
当店を長らくご愛顧いただいている皆様にはよく知られたお酒ですね☆
当店では年間売上No.1の超人気酒です
秋田県 日の丸醸造ってどんな酒蔵?
酒蔵の屋根に積もる雪の排雪費用はなんと、プリウス数台分!!
そんな雪深い地で造られている『まんさくの花』
秋田県横手市増田町にある日の丸醸造さんが造るお酒です
創業は1689年(元禄2年)、創業300年を超える老舗の酒蔵
戦時中の企業整備令により一時廃業するも、戦後に再び酒造りの許可をとり今に至ります
創業当時から造り続けている銘柄は『日の丸』、今でも地元向けの銘柄として生産されています
横手市増田町は「蔵の町」としても知られています
かつて商人の町として栄えた増田町
“蔵”というのは、建物内に豪華絢爛にしつらえられた内蔵(うちぐら)のこと
それぞれの建物の中に文字通り「蔵」が隠されていて、豪雪による被害を”さや”となる外の建物で覆ったのが始まりだった、と言われています
日の丸醸造さんの中にも内蔵があり、黒漆喰の壁、ケヤキの梁、漆塗りの柱…それはもう見事な内蔵(国登録有形文化財)を所有しております
まんさくの花ってどんな日本酒?
『まんさくの花』というのは日本酒の名前でもあり、実在する植物の花でもあります
可憐な黄色い四片の花なのですが…初めて見ると「花というより枝」な見た目に驚きます
雪深い秋田の地、深く積もった雪がだんだん解けて、さらさらと雪解け水が流れ出る頃、雪の下から黄色の花が顔を出す
それは暗く閉ざした世界に春の訪れを知らせる”幸せの花”
「まんず、さくはな=先ず咲く花=まんさくのはな」
そんな心がほっこりする花の名前が付いたお酒なので、心にポッと明かりが灯るような優しい味わいが『まんさくの花』の特徴です☆
この名前の由来から贈答品としても人気があり、『まんさくの花』はお祝い事でもよく使っていただいています^^
今日の『まんさくの花』はどんなお酒?
本日紹介するのは『まんさくの花 うまからまんさく 番外品 超辛口 特別純米 生原酒』
元々『まんさくの花』のラインナップには“うまくて辛い”をコンセプトに造られた定番酒『うまからまんさく』というお酒があります
定番酒は一年中発売されているものですが、夏や冬には【季節限定品】として特別Versionが発売になるのです!
- うまからまんさく 爽々酒(夏)
- うまからまんさく ひやおろし(秋)
- うまからまんさく 番外品(冬~春)
この『うまからまんさく 番外品』は搾ったばかりのお酒をフレッシュなままビン詰め!!
荒々しく、野性味あふれる味わいで人気の限定品☆
早速飲んでみましょう!!
ワンポイント用語解説「超辛口」とは?
日本酒でよく耳にする超辛口という表現は、わさびやからしのようにビリッとくる辛さのことではありません
日本酒の原料はお米(酒造好適米)です
その成分であるデンプンは麹菌が生み出す酵素によって糖分(グルコースなど)に分解されます
口の中でご飯を噛み続けると甘く感じるのも酵素の働きによるもの、アレと同じです☆
そのグルコースは酵母によって二酸化炭素とアルコールに分解されます
つまり…
糖分がほとんど残っていない酒=超辛口
となります^^
ちなみに、「日本酒度」という成分がプラスになれば辛口、マイナスになれば甘口と言われています
『うまからまんさく 番外品 超辛口』の味わいは?
生原酒らしいパワフルな旨さ!
まず、香り…
お!
パインみたいな匂いがする!?
カチンコチンのパインアイスの袋をパッと開けたときの、あの香り(笑)
香りは意外にもフルーティです☆
口に含むと…
シュワシュワとしたきめ細かいガスの刺激感
フレッシュなガス感だけじゃなく、クリア&スムーズな質感
あら、意外と辛くないんじゃない?
なーんて思っているのもつかの間、ジワジワと辛みが増してきました
おおお…しっかり辛いぞ!
ブワッと膨れ上がる味わいのボリューム!!
しっかりとした厚みがあって、飲みごたえもガッチリ!
「超辛口」のお酒は、その製法上、味わいがスッキリしすぎちゃうことが多いのですが…
これはむしろパワフル!!
そんでもって余韻はジリジリと苦味が尾を引きます☆
これがまたとっても印象的でクセになる(笑)
辛いけど、うんまーい!
合わせてみた料理は?
今夜のご飯は『あみエビと卵のチャーハン』
お好み焼きに混ぜたりするパックに入った小エビを、チャーハンに混ぜ込んでみました^^
我が家のチャーハンの味付けは中華だし+塩コショウ!
ほのかに香ばしく薫るエビの風味は、肉厚なお酒の旨みを引き立てる
さらに中華だしの塩気はガツンとくる辛さと苦味にピタッとマッチ
写真は撮り忘れちゃったけど、卵スープにも合う!
こりゃ中華に合うな!
前回飲んだ時には「味噌汁と漬物」で合わせてみたけど、もちろん相性は悪くない
しかしここまでパワフルなら、間違いなく中華料理の濃い風味にも負けない!
辛口を敬遠してる方にこそ、飲んでもらいたいっ!
飲みやすさ要注意!?
スパスパ飲んでいて、ふと気がついた…
コレ…飲み過ぎると危ない(笑)
ラベル裏を見てみると
アルコール分18度!!
口当たりがいいから全然気がつかなかった(笑)
皆様もくれぐれもご注意を!
まとめ
ここ10年くらいの間に、日本酒業界のトレンドは大きく変わりました
淡麗辛口と呼ばれる味わいから
「フルーティ」「甘口」「フレッシュ」「ジューシー」
そんな華やかなタイプへと流行が変化してきました☆
そのおかげで、今まで日本酒を飲まなかった人たちが日本酒を飲んでくれるようになったともいわれています^^
けど…
辛口のお酒もしっかりと根強いファンを築いております☆
『辛口の日本酒は好きだけど”超”辛口はちょっと…』
お店でお酒を紹介していると、時折こういうご要望も頂戴することがありますが、飲んでみると意外にも
あら、全然イケるわコレ
なんてことも多いのが、日本酒の面白いところ☆
先入観であったり、こだわりであったり…
たまにはそういうのを横に置いといて、いろんなお酒を試してみるといいかもしれません^^
『まんさくの花』は年間100種類以上の限定品がリリースされる、ユニークな日本酒
この一つの銘柄だけを追いかけていても、様々な味わいの『まんさくの花』が楽しめるというのも人気の秘密☆
なぜなら、
日の丸醸造さんのモットーは”呑み手も、造り手も、みんな愉しく”
より難解なものにしたり、一部のマニアにウケるものではなく、たくさんの人に楽しんでもらいたい
そんな思いがラインナップに体現されているのです☆
店頭に来るたびに、ラインナップがガラリと変わるのでぜひ探してみてくださいね^^
オススメポイント
- L・O・V・E・辛口
- 着やせしちゃうけど、実は「細マッチョ」
- 日常に刺激を求める貴方へ
- ほんのりシュワシュワ系
- 飯ウマ系
- どちらかというと和食より中華が好き
- 料理の味付けは濃い方?→ YES!!
- フルーティな酒は邪道!な貴方に
名称 | まんさくの花 うまからまんさく 番外品 超辛口 特別純米 生原酒 |
読み方 | まんさくのはな うまからまんさく ばんがいひん ちょうからくち とくべつじゅんまい なまげんしゅ |
製造元 | 日の丸醸造 株式会社 |
産地 | 秋田県 横手市増田町 |
原料 | 秋田県産 吟の精 100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール度数 | 18% |
日本酒度 | +15 |
価格(税込) | 1800ml 2,970円 / 720ml 1,485円 ※弊社販売価格 |