こんにちは
四代目、土井優慶です☆
「日本酒に合わせる食べ物ってどんなものがいいんですか?」
そんな質問をお客様から頂戴することがあります^^
刺身?寿司?天ぷら?
「日本酒=和食」というイメージが強すぎて、飲むときに身構えてしまう…
だから自宅でお酒を飲むときはついついビールや缶チューハイに手が伸びてしまう
日本酒は居酒屋で飲むもの!!
日本酒は特別な日に飲むもの!!
そんな固定概念はせっかくの日本酒の美味しさを曇らせちゃってるような気がして…
ホントはもっと自由でいい、もっとカジュアルでいい
常日頃からそう言い続けている土井商店に強い味方が登場!!
え、あの酒蔵が…家飲み専用!?
愛知県 萬乗醸造『醸し人九平次(かもしひとくへいじ) La・Masion』
La・Maison
ラ・メゾン
フランス語で「家」を表す言葉
真っ赤な表紙のグルメ評価誌『ミシュラン』
星の数でレストランの格付けが決まる権威あるグルメ誌
いまや全世界で発行され、ここ北海道でも『ミシュラン北海道』として数年に一度リリースされています
『醸し人九平次』はフランス本土の三ッ星レストランにて、ワインリストに掲載されている史上初の日本酒
※オンリストされているのはこの蔵の最上級酒『醸し人九平次 別誂(べつあつらえ)』です
そんなフレンチの名店も認める素晴らしきの日本酒
その酒蔵が「家」と名付けた『醸し人九平次 La・Maison』
そう…“家飲み専用の九平次”なのです
まるでワインを飲んでいるかのような、日本酒
『醸し人九平次』を初めて飲んだ方からは、そう表現されることの多いお酒
ワインのような日本酒を作りたかったのではなく、人々の「美味しい」「すごい」を追い求めた結果、このような”九平次スタイル”になったのだそう☆
日本酒がワインのように世界で愛されない理由は何か?
なぜ日本酒には魚ばかりで肉との相性は追及されないのか?
日本酒は原料を他から買うばかりで、自分たちで栽培しないのか?
そんな誰も見向きもしなかった疑問にチャレンジして、
- 自社栽培の酒米を積極的に仕様
- 魚、肉を問わず様々な料理との相性を追求する
- ワインを知るためにフランスでワイナリーを購入しワイン造り(!?)
- 酒米の栽培を本格化するために、蔵を兵庫県に移設(!?!?)
…その飽くなき姿勢は業界でも”異端児”と呼ばれる所以にもなっております^^
そんな『醸し人九平次』から”家飲み専用”のお酒が出たとあれば、飲まないわけにはいかんでしょう!!
では早速!!!
他の『九平次』が曇る完成度☆
まず香り…
瑞々しい香りがするんだけど、なんだっけこの香り?
あ、そうだ!
スイカの汁だ(笑)!!
甘みと青々しさが入り交じったような清涼感ある香り☆
口に含んでみると…
ちょっぴりシュワシュワと心地よいガス感☆
エアリーで瑞々しくて、とってもサッパリ!
うお、なんじゃこりゃ旨いぞ!!
ボリューム感は控えめで、とっても印象的なのが柑橘系の酸味!!
柑橘系…とはいっても洋モノじゃないのよ
レモンとかオレンジとかグレープフルーツじゃなくて。
はっさくとか、ブンタンとか、晩白柚(ばんぺいゆ)みたいな和の柑橘系!!
ピリリッと柑橘系の皮みたいな苦みもあるんだけど、アクセント程度で全然気にならない
むしろ他の味わいの要素がすごすぎて、気が付かないかもしれない(笑)
例えるなら、オシャレなカフェとかにいくと、たまーに出されるアレ
輪切りのレモンが水とともにボトルに入った「レモン水」
アレの”ブンタン水”というか”はっさく水”といえば伝わるだろうか…
清涼感とみずみずしさが喉元から体中に染み渡っていくみたい☆
2~3杯くらい飲んでから気が付く事実もある。
アルコール度数が控えめだから、酔いの回り方も明らかにライト!!
いやぁ…これは一本飲み干しちゃうかもしれん…
料理の写真はないけれど…
“家飲み専用”の『醸し人九平次 La・Maison』
いくら”家飲み用”とはいっても、星付きのレストランでも使われているようなお酒にどんなものを合わせればいいんだ??
ローストビーフ?アクアパッツァ?カルパッチョ?
とりあえず思いつく限りのカタカナ料理…(苦笑)
そんなオシャレで高級なもの、我が家にはない!!
冷蔵庫や戸棚をガサガサ漁って出てきたのは…
- いつぞや紹介した『寒干しししゃも』の余り
- 大量のキュウリの漬物
- スーパーの見切り品『乱切りチェダーチーズ』
- ちょっぴりカピカピになった『ミモレット』
- 業務スーパーで買った『オニオンクラッカー』
うん、どれも『醸し人九平次 La・Masion』には釣り合わないんじゃないか(汗)
けれど、そんな心配は一瞬で無用だと気が付いた…
どれにでも合うのだ!!
このお酒が、それぞれのおツマミにピタッと呼応されて素晴らしい相性を見せる☆
いちいち高級感あるおツマミなんていらない…そこらへんで売ってる、フツーのおツマミで十分
自分の好きなものや、自宅にある有り合わせのもの…
これが”家飲み”の醍醐味!!
そんな“家飲み”のシーンを手に取るように、この『醸し人九平次』はどんなおツマミにも料理にもマッチしてしまう…
これが“家飲み専用”の実力かと思うと…その精密な味わいの設計にゾッとします^^;
まとめ
『醸し人九平次 La・Maison』の実力恐るべし…
漬物にも、チーズにも、ししゃもにも
なんにでもパチッと合ってしまうこの万能さ
他の『醸し人九平次』のお酒の立ち位置が危ぶまれるくらいスゴイ!
そしてフツーのお酒に比べて価格が高い『醸し人九平次』
720mlサイズでも最低2,000円もするのがこの蔵のお酒
だけど、コレは”家飲み専用”
だから価格もとっても控えめ☆
ありとあらゆる面で『醸し人九平次 La・Maison』の完成度が凄すぎる…
…ああ、そういういうことか!!
このお酒の対極に位置する『醸し人九平次 雄町50』
実は使っている酒米が一緒
非日常の酒、そして日常の酒
この『醸し人九平次 La・Masion』は徹底的に”日常”に落とし込まれた酒なのか!!
一人で納得して飲み過ぎる午前1時…(笑)
新型コロナウイルスで多くの人たちが”家飲み”を楽しんでいるこの時代
酒蔵さんがいうには「コロナが落ち着くまでの期間限定」だそうな。
今だからこそ輝くこの旨さ、ぜひ一度ご賞味いただきたい☆
愛知県 萬乗醸造『醸し人九平次(かもしびとくへいじ) La・Masion(ラメゾン)』は他の「九平次」がかすむ旨さ!?ツマミも高級じゃなくて全然イイ!!徹底して日常に落とし込まれた家飲み酒☆なのでした~
名称 | 醸し人九平次 La・Maison |
読み方 | かもしびとくへいじ ら めぞん |
製造元 | 萬乗酒造 株式会社 |
産地 | 愛知県 名古屋市 |
原料 | 岡山県 赤磐産 雄町100% |
精米歩合 | 非公表 |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | 非公表 |
価格(税込) | 720mlのみ 1,650円 ※弊社販売価格 |