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【試飲レビュー】白老 千本錦 純米吟醸 槽場直汲 無濾過生原酒

三連休も気が付けば最終日
木曜日に解除となった北海道の緊急事態宣言

やはり人の動きはまだ鈍い感じはするけれど、
それでもなんとなーくお客様の表情も晴れやか!

外出自粛は相変わらず続いているけれど、明けない夜はないので!
いつもと変わらず、土井商店は絶賛営業中^^

昨夜飲んだのはコチラっ!

“しらおい”と呼ばないでっ!!

愛知県 澤田酒造 『白老 千本錦 純米吟醸 無濾過 直汲 生原酒』

私たちがよく知る「赤茶色の急須」
あれは“常滑焼(とこなめやき)”と呼ばれる焼き物で有名な都市にある酒蔵です

北海道の皆様にとっては「白老」という二文字を見ると

しらおい

…と読みたくなりますが、違います!!

はくろう

…がこのお酒の名前!!
以後、お見知りおきを!!

パンキッシュ&ロケンローなのに、めちゃ優しい副社長兼杜氏が造る『白老』

ここ北海道の料理に、とても良く馴染むお酒を造ります
まさに「北海道のためのお酒」といっても過言ではない…(理由はあとでね)

なお、このお酒は生産数量が少ない限定品

しぼった後に水を加えたり、加熱処理をしていない「無濾過生原酒
そして最近人気の”シュワッ”と炭酸ガスが爽やかな「直汲み(じかぐみ)

時々見かける槽場(ふなば)とは、お酒を搾る部屋のこと

ま、簡単に言えば「しぼってそのまますぐにビン詰め」したお酒ってことですね

前置きはこれくらいにして、早速飲んでみましょう!!

しっかり味!だけどサッパリ!しかもフルーティ!

にしてもデザインがビビッドですねぇ☆

ブルーのボトルにピンクのラベル…見た目がちょっぴりキュート!
じゃあ、香りや味わいはどんな感じでしょうか??

まず香りは…

んー、一年前はイチゴっぽい酸味のある香りがしていたけど
今回はそうでもないかなぁ

どちらかというと…熟してないリンゴみたいで、ふわぁーっと上品に香ってきますね^^

そして口に含んでみます…

チリチリっとお酒に溶け残ったガスが舌を刺激
これだけでかなり爽やかな印象になるのですが…

キレイで奥ゆかしさのあるフルーティーさ
ちょっぴりキュートなんだけど、落ち着きの方が勝っているような

けれど、さっすが『白老』
味わいはしっかりボリューミー!!

フワッと広がる…じゃなく、ぶわっと広がります(笑)

ちょっぴりキュートなフルーティさだけじゃなく、
まさかの期待を裏切り、意外なほどサッパリしている後味!

他の酒蔵のお酒だったら”チグハグな味”になっちゃいそうなんだけど

これをキチンとまとめるのが『白老』流のバランス!!

うまいよ、コレ…
飲んじゃうヤツだよ、危険だよ

そう思って、飲み過ぎないようにビンを冷蔵庫に戻しました(笑)

家庭料理にベストマッチな白老!

三連休中は妻がせっせと晩御飯を作ってくれておりました
サンクス、我が妻よ!!

鰹節たっぷり、お醤油ぽっちり「焼きナス
モリモリっとスタミナ重視「麻婆春雨

何種類も『白老』を飲んでいますが、味わいがかなりしっかりめ

だから、麻婆春雨の甘辛こってり系にもお酒が負けない
焼きナスのシンプルな味わいにも、お酒がしなやかに変化する

合うんです!!家庭料理に!!

いろんな料理が出てくる家庭の食卓
シンプルなものも、味の濃いものも、オールマイティにイケちゃう

それが白老のイイところ!!

まとめ

先ほど『白老』は北海道の料理に合う、と言いました

その秘密はね、きっとこういうことじゃないかなぁ…と思うのです(諸説あり)

基本的に…北海道は濃い味文化の土地です
ジンギスカン、ちゃんちゃん焼き、ザンギ、ラーメン(?)…

そして愛知県といえば…八丁味噌、溜まり醤油、豆味噌、味噌カツ、味噌煮込みうどん

北海道も愛知県も濃い味文化の地域なのです

…だから、合うんです!!

こういう共通点に「地酒」って言われていた頃の名残があって、面白いっすねぇ~☆

家庭に一本、あると嬉しい美酒なのでした~!

※気が付いたら在庫が少なくなっていました…スイマセン。酒蔵に在庫があれば、また再入荷しますのでご容赦くださいませ…

名称白老 千本錦 純米吟醸 槽場直汲み 無濾過生原酒
読み方はくろう せんぼんにしき じゅんまいぎんじょう
              ふなばじかぐみ むろかなまげんしゅ
製造元澤田酒造 株式会社
産地愛知県 常滑市
原料広島県産 千本錦100%
精米歩合55%
アルコール度数16~17%
日本酒度+2
価格(税込)720ml 1,870円 (1800mlは未入荷)     ※弊社販売価格