こんばんは☆
北海道旭川市にある「日本一お客様に近い酒屋」
土井商店 四代目の土井優慶です^^
今年たぶん最も早く品切れした『ひやおろし』はコレ☆
さすが「酒蔵No.1の人気酒」の異名は伊達じゃなかった!!
『ひやおろし』っていうのは秋に出荷されるお酒☆
飲み方を知らないと美味しくない…と誤解されちゃう悲しい子
『ひやおろし』についてのわかりやすい説明はコチラ
早速、気になったので飲んでみました☆
実はぼくも初体験^^
水芭蕉 秋酒 ひやおろし 純米吟醸
群馬県 永井酒造『水芭蕉 秋酒 純米吟醸 ひやおろし』
みずばしょう あきざけ じゅんまいぎんじょう ひやおろし
当店では2020年春からお取り扱いスタートしたお酒☆
群馬県の日本酒…実は当店では初めての都道府県^^
意外でしょ(笑)?
永井酒造ってどんな酒蔵?
群馬県利根郡川場村にある群馬を代表する酒蔵さん
有名な尾瀬高原の近く、自然豊かで水の綺麗な場所
そんな川場村に明治19年に初代が創業しました
とくに「水」へのこだわりには驚き!
蔵の仕込水を採っている沢の両脇の森
少しずつ森を買い足して、自然そのものをまるごと保全しようとしたそうです
『水芭蕉』というブランドが誕生したのは平成4年
ありがたいことに当店では2020年5月よりお取引がスタートしています☆
日本酒『水芭蕉』は大自然の味がする酒
『水芭蕉』のもっとも特徴的な味わいといえば…
ピュアでクリアな甘み
一口飲んだだけで「水がきれいなところのお酒」なのがすぐわかる!!
創業者が「水の良さを守りたかった」というのも納得の美味しさ
そして…
『水芭蕉』という可憐な花の姿にピッタリの味わいです^^
「日本酒」×「泡」=世界初の取り組み
いままで日本酒業界に「スパークリングのお酒」という概念はありませんでした
プチプチとした微発泡程度のものはあっても、スパークリングワインやシャンパンのようなきめ細かなガス感のものは皆無…
10年に及ぶ構想、何百回もの試行錯誤により生まれたのが『MIZUBASHO PURE(ミズバショウ ピュア)』
- シャンパンの製法である”瓶内二次発酵”
- 日本酒の伝統的製法
この二つの製法を融合させて誕生した「スパークリング清酒」
今では世界の名だたる星付きレストランにも納入されています☆
しかも…
この流れは日本全国の酒蔵に広がり
クリアな見た目ときめ細かなガス感をもつ『awa酒』と命名
シャンパンと肩を並べることを目指す「awa酒協会」を設立
その会長を永井酒造さんが勤めています^^
さぁ!
今日はそんな『水芭蕉』の秋の限定品を飲んでみたいと思います
『水芭蕉 秋酒 ひやおろし』の味わいは?
まずは「ちょい冷え」で飲んでみた
香りは…
穏やかだけど、完熟フルーツ系☆
柿やあんず、熟した黄桃みたいな甘ーい香りがします
とはいっても、控えめなので全然しつこい感じはありません^^
口に含んでみると…
とってもまろやかで、まるで蜜みたいなトロッとした舌ざわりにビックリ☆
もともと『水芭蕉』って、柔らかく透明感あるタイプが得意
そこに半年間の熟成で円やかさ、そしてコク深さがプラスされています^^
トロミの中に優しい甘みがあって、ちょっぴり苦味もある
この甘苦のバランスが素敵☆
苦味はキュッと舌を刺激したあと、
あっという間に苦みは消えるちゃうから全然気になりません
むしろ苦みのおかげでまた飲みたくなる(笑)
さらにビックリするのが…余韻がめちゃくちゃ長い!!
ゴクンと飲み込んだ後も、ずっとお酒の味が広がっていく感じ☆
1口飲んだだけで「あー、これはいいお酒だなぁ」とすぐにわかる^^
「常温」で飲むと、美味しさ倍増!!
しばらくほったらかして、お酒の温度がほぼ常温になってから試すと…
美味しさ倍増☆
苦味が完全に消えて…まろやかさUP &トロミUP☆
いやぁ…これは幸せ過ぎるぞ!!
なんとも言えないこの至福感がヤバい(笑)
このお酒は絶対的に「常温」がうまい!
蔵随一の人気酒なのがよくわかる!!!
『水芭蕉 秋酒 ひやおろし』に相性が良い料理やおツマミは?
今日は娘が寝静まった後に、夫婦でこっそり晩酌タイム(笑)
実は『水芭蕉 秋酒 ひやおろし』を飲む前から…
豚肉の脂は絶対に合うはずだ!!!
そう確信してたので、定休日にスーパーで買ってきておいたのだ
『お好み詰め合わせ10本セットの焼き鳥』
…その中の「豚塩精肉串(ぶた串)」がヤバ旨な相性☆
シンプルな塩コショウの味付け
塩分で引き立つ豚肉の旨み
そして「お汁粉の原理」で甘く感じる豚肉の脂
『水芭蕉』のまろやかな甘みにピッタリなのだ!!
他にどんな料理に合うかなぁ…
『水芭蕉 秋酒 ひやおろし』はしっかり味わいが載ったお酒だから…
合わせる料理には北海道らしく「チャンチャン焼き」
秋らしく「鯖の味噌煮」「麻婆茄子」も良いかもしれない☆
少しこってりした甘みのある料理の方が相性よさそう^^
甘っ辛い系韓国料理「プルコギ」も合うんじゃないかと妻
食欲の秋が、いっそう楽しくなりそうな予感☆
まとめ
店頭でお酒のご案内をしていると、昔ほど「辛口の酒ください」は少なくなってきた気がします☆
『獺祭』みたいなフルーティなお酒が増えたのも理由の一つだけど、
「辛いだけが酒じゃない」
「甘くたっていいじゃない」
ずっと言い続けてきた甲斐あって、だんだんと甘口のお酒も人気が出始めました☆
※ホントにガラリと変わってきていて「辛口=売れる酒」というロジックも通用しなくなってきました(笑)
ときには辛口のお酒を、
ときには甘口のお酒を、
飲みたいときに飲みたいものを飲む!!
そんな自由さが日本酒にも受け入れられてきたのが、とっても嬉しいです☆
『水芭蕉』は基本的に甘口のお酒だけど、料理やおツマミにもちゃんと合うのが素晴らしい!!
ぜひ皆様もお試しくださいませ^^
オススメポイント
- 飲むなら「ちょい冷え」からスタート
- 酒屋オススメは「常温」で飲む!
- 「ひやおろし」入門にピッタリ☆
- 甘口好きにオススメ
- 甘めでこってり系の料理と一緒に☆
- 食事と合わせる食中酒入門にも
- 『水芭蕉』を知るなら蔵一番人気のコレ!
名称 | 水芭蕉 秋酒 ひやおろし 純米吟醸 |
読み方 | みずばしょう あきざけ ひやおろし じゅんまいぎんじょう |
製造元 | 永井酒造 株式会社 |
産地 | 群馬県 利根郡川場村 |
原料 | 兵庫県三木市 山田錦 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | -2 |
酸度 | 1.5 |
価格(税込) | 1800ml 3,080円 / 720ml 1,540円 ※弊社販売価格 |