飲む

【試飲レビュー】仙禽 さくら OHANAMI

ここ北海道の春はもうちょっと先…

本州からバンバン「桜のお酒」が届くので、道路わきに残る残雪を眺めながら複雑な心境…

おセンチな四代目、土井優慶です

北海道はまだ雪が残るけれど、本州は桜の季節!
だから当店の日本酒売り場もどことなく春色に染まりつつあります

そんなラインナップから本日はコレ!!

子供の落書き?味があるねぇ(*’▽’)

仙禽さくらOHANAMI

栃木県 (株)せんきん 『仙禽 さくら OHANAMI 』

パッと見、なんのお酒だかわからない…(苦笑)
でも日本酒ファンなら誰でも知っている『仙禽』の春のお酒

かぶとむし(夏)、線香花火(お盆)、赤とんぼ(秋)、雪だるま(冬)…

季節を思わせるモチーフが、透明ボトルに描かれていて
発売になる度ファンがSNSで写真をアップする「インスタ映え~」なお酒

今回からデザインが変わってリニューアルです!

ほんのーり”オリ”が残る「うすにごり
しぼりたて」をそのまま瓶詰めした「無濾過生原酒

ビギナーにもオススメと話題なので、早速試してみましょう!!

甘さ控えめ、白桃風味の三ツ○サイダー!?

一升瓶のキャップみたいな構造になっているこのお酒…

開栓するときに栓がポンッ!!
勢いで床に落ちちゃって、再キャップしちゃうとお酒に雑菌が混じります…注意!!

まず香りから…

白桃とか青りんごとか…ジューシーで水分たっぷりな果物みたいな香りで爽やかですねぇ~☆

口に含んでみると…

チリッと軽やかなガスの刺激感が気持ちいい~♪
「しぼりたて」だから、発酵の途中でお酒に溶け込んだガスがちゃんと残ってる

※日本酒は酵母の働きで”アルコール”と”二酸化炭素”が造られてできるので、しぼったばかりのお酒はシュワシュワするのです

冷えているとキュッと締まった爽やかな味わい

ほのかな甘み、ちょっぴり苦み…

そして味わいの中に感じる酸味
これがまた不思議で、ヨーグルトの上に載っている”半透明の液体=ホエー”みたいな酸味

それが異質な感じではなくて、むしろ爽やかさに輪をかけている!!

あ、でも室温に戻ってくるとボヤァっとして味がぼやけちゃう感じ
こりゃ冷やして飲むのがイイやつですな…そのほうがおいしく飲めそう^^

爽やかな美味しさはまるで…桃風味の大人の三ツ○サイダー!!

合わせるならどんな料理??

残念ながら、この日の晩酌はお料理なし…(涙)

でも飲みながら考えてみた!!

和食なら…サッパリ系のお料理かなぁ

例えば、ワカサギの南蛮漬け、酢の物…

洋食なら白身魚のカルパッチョ、カプレーゼ

おや?もしかして酢やビネガーに合うのかも!!
マリネとかピクルスとか、試してみる価値ありですね!!

まとめ

ちゃんと料理と合わせられなかったのが残念ですが…

元々ソムリエセミナーの講師だった『仙禽』の薄井氏
日本酒に”ワインのような~”をちゃんと取り入れた初めての酒蔵さんかもしれない

酒蔵から届くお酒の案内にも、まるでワインのようなテイスティングコメント
それを読み解くのも、一つの楽しみになってしまうくらい本格派

他にも、すごい取り組みはたくさんあるけど…今日はこれくらいで我慢(笑)

そんな彼らが造る(兄が営業、弟が造り)のがこの『仙禽』
栃木県では『鳳凰美田』と肩を並べる、華やか系・フルーティ系のお酒です

飲んでみると、確かに“白ワインっぽいイメージ”があちこちに隠れている感じ!

だから、和食だけじゃなくて洋食にも相性がいいのも大納得^^!
ちょっぴり奮発したおしゃれな食卓メニューに合わせてみたい~

でもソース系・煮込み系じゃ、お酒が負けてしまうかも…

素材の味が活きたシンプルな料理にはきっと抜群の相性に違いない!!

この季節らしい軽やかさ&爽やかな酸味が、シンプルな料理によく似合う春の美酒なのでした~

名称仙禽 さくら OHANAMI うすにごり 無濾過生原酒
読み方せんきん さくら おはなみ うすにごり むろかなまげんしゅ
製造元株式会社 せんきん
産地栃木県 さくら市
原料栃木県さくら市産 山田錦100% (ドメーヌさくら 山田錦)
精米歩合麹米:50%  掛米:55%
アルコール度数15%
日本酒度非公開
価格(税込)1800ml 3,600円 / 720ml 1,801円       ※弊社販売価格